こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
少し前から、私の過去の話をしています。
今日も、私の「大学生活」の話です。
本を読んでも飽きたらなかった私は、
セミナーに行き始めました。
当時は、今みたいにインターネットも発達していなかったので、
本の差し込みハガキから、郵送で資料請求して、
それでセミナーに参加したりしていました。
すると、セミナーには、優秀な方が来ているんですよね。
「これはチャンス」とばかりに
私は、なんとかして、そういった経営者みたいになりたいと、
セミナーで、色々とインタビューして回ったのです。
そして、もっと長く話を聞きたいと思い、
「学生なんですが、10分下さい」という殺し文句で、
仲良くなった経営者にお願いをしてみました。
もちろん、多くの経営者には断られたのですが、
中には、応じて下さる方もいました。
「わかった。何日の朝◎時に、私が泊まっている
◎◎ホテルに来なさい。一緒に朝食しよう」
ということで、高級ホテルで、一回り以上も
年上の経営者から色々と教えて貰ったのです。
色々な方からアドバイスを貰ったのですが、
特に多かったご意見は、
「営業」と「集客」の2つを学びなさい、
というものでした。
そこで、馬鹿正直に、まずは営業の本を
片っ端から読んでみることにしました。
何を読んでいいのか分からなかったので、
本屋さんに置いてある営業についての本は
そこに置いてある本を全部読んでみました。
当時はお金がなかったので、そのほとんどが立ち読みです。
(今思うと、本屋さんに対して申し訳ないという気持ちです。)
そして、営業経験が積める場所はないかと探し、
家庭教師のセールスマンのアルバイトがあったので、
そこに応募し、働き始めました。
テレアポとか、対面クロージングなど、
コツコツと覚えていき、学生でありながら
23名の営業スタッフでNo.1のセールスをとりました。
営業はこんなもんでいいかと思い、
その家庭教師のセールスのアルバイトを辞め、
その次は「集客」を学ぶことにしました。
集客についても、本屋さんに行き、
集客・マーケティングについての本は
片っ端から読んでいきました。
何度も読み返そうと思った本だけは買って、
それ以外の本は全部立ち読みで済ませていました。
(そう考えると、本屋さんに対して、
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。)
家庭教師のアルバイトの後にやったのは、
当時700店舗くらいあったレストランチェーンでしたが、
そこで集客について、試してみることにしました。
ホールやキッチンの仕事を全部覚えた後、
店内に飾るポスター、チラシなどを
パソコンで作り始めました。
そして、それを大学のコンピュータ室にある
プリンターで毎日のように大量に印刷して、
そのレストランの店内で配りまくっていました。
もちろん一筋縄では行かなかったのですが、
二年くらいかけて、色々と試行錯誤し、
売上で700店舗中、全国3位までは上がりました。
どちらのアルバイトも、本当に周りの人に恵まれ、
かなり「やりたい放題」にさせてもらえた結果、
こういった結果が出せたのだと思います。
といったことで、大学時代は、
本を読んだり、セミナーに行ったり、
アルバイトをしたりで、4年間が過ぎました。
就職は、もともとはするつもりはなかったのですが、
「社会勉強になるからした方がいい」
という、セミナーで知り合った経営者のアドバイスに従って、
就職活動をして、百貨店の松坂屋に入社できました。
大学生活は、それなりに充実していたとは言え、
やはり、「常に結果を出さなければいけない」という、
無価値感に襲われていました。
自分自身でも、自分が生き急いでいるのは感じていて、
もしかしたら自分は、芥川龍之介とか太宰治のように、
30歳を過ぎたら自殺するのかも、と真剣に思いこんでいました。
そして、就職すると、その生き急ぐスピードは
さらに上がることになります。