こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
少し前から、私の過去の話をしています。
最近は、本当に多くのご感想を頂きます。
量としては、以前の3倍くらいになりました。
感想のご返信、本当にありがとうございます。
全てに目を通しております。
さて、今日は、私が就職してからの話です。
大学を卒業して、4月。
私は、松坂屋という百貨店で働くことになります。
一応、松坂屋について説明をしておくと、
松坂屋は、名古屋を中心とし、創業は1611年という、
日本で最も歴史が古い百貨店です。
同期入社の人たちは、みんな和気あいあいと
新入社員研修を受けていましたが、
私は一人ピリピリとして、
毎日毎日、人事部長のところへ行って、
「私を集客の部署へと、配属して下さい」
と直談判していました。
人事部長は、最初は「ハイハイ」と流していましたが、
途中で、私が「イエス」を貰うまで、すっぽんのように
引き下がらないことに気づいたようで、最後の方には、
「もう、分かったから」
としか言わなくなりました。(笑)
けれども、それが良かったのか、
本当に、販売促進という部署に配属されました。
配属されると、DMの作成や発送、広報、催事の企画、
インターネットマーケティングの仕事など、
顔を出せるところには片っ端から顔を出していました。
それがきっかけで、自分が関わったイベントが長蛇の列になり、
マスコミの取材が殺到し、過去数年間で最大の売上となり、
当時、最年少で社内表彰を受けました。
もちろんこれは、私の実績ではなく
会社が取らせてくれた実績です。
また、本当に上司に恵まれ、
当時の自分では気づきませんでしたが、
見えないところで、上司は
私が失敗しないようにセーフティネットを
色々と張ってくれていたことに、
会社を作って、自分が経営者の立場になって
ようやく気づきました。(天狗もいいところです。)
ですから、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、毎日狂ったように長時間働いて、
それなりの結果は出したのですが、
あるとき、はたと、気づきます。
「自分は、会社員になるために、
この会社に入ったのではない」と。
今考えると、松坂屋の立場からしてみたら、
高い採用コストを支払ったにも関わらず、
すぐ辞められてしまったら、とんだ災難だったこと思います……
本当に、自分勝手な人間だと反省しています。
しかし、そこから、私の狂ったような起業準備が始まります。