こんにちは。
相馬一進（そうまかずゆき）です。
少し前から、私の過去の話をしています。
今日は、私の「大学生活」の話です。
「はぁー」
桜が咲き、入学式も終わった頃。
サークル勧誘などで明るい表情の他の学生とは裏腹に、
私の心は陰鬱として、ため息ばかりしていました。
そもそも、なぜ大学に行こうと思ったのかと言えば、
実家から離れたい、逃げたいというだけであり、
別に大学生活を送りたいわけではありませんでした。
本当に、道を見失っていたのです。
また、経営者の家系であるせいか、いい成績で卒業して、
いい会社に就職しようという夢もありませんでしたから、
科目を選択するときも、何を選べばいいか分かりませんでした。
ただ、中学生の頃から、漠然と思っていた夢が２つありました。
それは、
・経営者になりたい、という夢と、
・宗教家になりたい、という夢の
２つの夢でした。
この話をすると、多くの人は、
「相馬さん、経営者はともかくとして、宗教家ですか……？」
といういぶかしげな反応をするのです。（笑）
私自身、正直なところ、教祖になりたいとか、
宗教法人を作りたいという思いは全くないのですが
ガンジーとか、有名人の伝記を小中学校の頃に
さんざん読まされたせいか、
「思想で社会を変える」
ということに対して、尊敬とか憧憬の気持ちがあったのです。
今になってよく考えてみると、
宗教は今後もするつもりはありませんが、
セミナー講師やコンサルタントとして、
「思想で社会を変える」
ということができているのかもしれません。
まあ、宗教の話は全く関係ないので
これくらいにして、大学の時に話を戻します。
私は工学部でしたが、一般教養とかの科目は、
「経営」につながりそうなもの、ということで
経営とか会計に関するものを選択しました。
宗教に関するものは全く選択しませんでした。（笑）
それで、大学ではどんなことが学べるのだろうと、
胸をふくらませながら、経営とか会計の
授業に参加するのです。
そうすると……
本当につまらない。（苦笑）
経営して会社を大きくした経験がない先生、あるいは、
実務を離れて久しい先生ばかりで、
１回話を聞いた瞬間に、
「こりゃ、だめだ。本当の経営の現場では使えない」
ということが素人目でも分かりました。
今考えると、そういったアカデミックな知識も
ビジネスで全く使えないこともないのですが、
当時は視野が非常に狭かったようです。
それ以来、大学には必要最低限度しか行かなくなり、
アルバイトをしながらお金を貯め、
経営書をたくさん買って読むようになりました。
また、心理学や自己啓発の本を読み始めたのもこの頃です。
当時は、自分の心に問題があるとは
つゆほども知らなかったのですが、（笑）
常に焦燥感が胸のどこかにありましたし、
幸せといった感情を感じることもなく、
感情にフタをしていたままでした。
また、
「結果を出さなければ自分には価値がない」という、
無価値感もずっとありました。
そういった理由もあって、
大学に入ると、授業に行くかわりに
強迫的に本を読み始めたのです。
大学の４年間で、経営、心理学、自己啓発についての本は
1,000冊以上は軽く読みました。
そして、「結果を出さなければ自分には価値がない」という、
無価値感は、さらに私を「狂気じみた行動」へと
駆り立てたのです……
