こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
昨日の内容「クリエイティブになる方法」について、
何人かの読者から質問をいただきました。
「相馬さんの使っている心理療法とは、
どんな方法なんですか?」と。
その答えですが、相手の症状次第、
または相手の状況次第ということになります。
その理由は、相手の症状とか性格、考え方によって、
私は使う心理療法の種類を柔軟に変えるからです。
たとえば、心理学で最近ホットなのは
クライアントに「今ここ」に意識を集中してもらう
マインドフルネスと呼ばれる療法です。
「Googleも採用している」ことでもてはやされ、
書店に行けば類書がたくさん見つかります。
ですが、実は私は、軽いうつの人以外には
ほとんどマインドフルネスは使いません。
なぜなら、軽いうつとか不安症でなければ
もっと有効な心理療法があるからです。
たとえば、古式(こしき)ゆかしい認知行動療法なども
その多くの心理療法の1つですね。
少し心理学に明るい人からしたら
「えっ、認知行動療法なんて、古くさい!」
と思うことでしょう(笑)。
ですが、意外かもしれませんが、
今年のワシントン大学の論文によれば
マインドフルネスよりも効果があるときもあるのです。
ですから、相手の症状にあわせて
古色蒼然(こしょくそうぜん)とした認知行動療法を
使う場合もあるわけです。
私にとっては、最近ホットな心理学とか、
そういうのは本当にどうでもよくて、
「もっとも相手が改善する可能性が高い方法」
から順に試していきたいからです。
それが、治療家の姿だと信じているからです。
※誤解しないでほしいのですが、
前述した認知行動療法が最高だと
言いたいのではありません。
ある症状においては認知行動療法が最高なだけで、
他の症状では他の多くの心理療法の方が優れているので、
それらの中から選んでいくのです。
逆に、私が忌み嫌っているのは
「とりあえず汎用性が高いから、
この患者には抗生物質でも出しておくか!」
といったヤブ医者みたいなスタンスで
心理職をやっている人たち。
こういう人の多くは汎用性が高いがゆえに
NLPだけを使うことが多いのですが、
私とは絶対に相容れないスタンスです。
本当にお客さんのことを考えていたら、
その選択肢には絶対行き着かないでしょうに。
さて、私の講座「お金の心理学」には、
通信講座だけの廉価なコースと、
オフラインで学ぶ上級コースの2つがあります。
そして、私が心理療法を披露する機会があるのは
(心理療法は相手が目の前にいないとむずかしいので)
後者の上級コースだけですね。
私の商品の中で最高の商品なので、
ぜひ参加してください。