こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「お金の心理学」の参加者を見ていると、
子どものときに親から虐待されている人も
意外とたくさんいらっしゃいます。
こういう人が何も問題を起こさないで
社会生活を送れているのは本当にすごい。
なぜなら、子どものときに虐待された場合、
虐待されなかった場合に比べて犯罪率が高くなることが、
チャイルドヘルプという団体が明らかにしたからです。
たとえば、少年犯罪は59%も増えますし、
大人になってからの犯罪は28%増、
凶悪犯罪は30%増えるのです。
アメリカでは、ドラッグ治療施設の入院社のうち、
3分の2は子どものときに虐待されています。
また、とくに問題だと感じるのは
さまざまな精神障害との関連性です。
たとえば、子どものときに虐待されていると、
境界性パーソナリティ障害になる可能性は81%、
解離性同一性障害にいたっては97%という数字です。
これらの精神障害は、うつや不安症、依存症、
摂食障害、心身症なども合併症として引き起こします。
さらに、子どものときに虐待された人の30%は、
自分の子どもを虐待することもわかっているため、
世代間連鎖まで起きるわけですね。
私としては、今のビジネスを通して
この世代間連鎖の絶対数を少しでも減らせたらいいなと
そう思っています。