こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
最近、やたらとコーチが増えていますが、
ちゃんと心理学を学んだことがない人の場合、
スーパーバイザーをつけていないんですよね。
あるいは、そもそも論外なのですが、
スーパーバイザーのことを知らないバカさえいる。
このことについて、私は危うさを感じています。
スーパーバイザーとは何かというと、
コーチングやカウンセリングなどの進め方について
専門的なフィードバックをくれる指導役のことです。
こういった指導役がいないと、
自分の苦手なクライアントと
正しく向き合うことができないからです。
たとえば、私には未だにコーチングができない
クライアントの種類がいます。
その種類とは、例えば
「過去に子どもを虐待したことがある親」とかですね。
私の場合、幼少期に親からDVされた経験があるため、
その種類の人がクライアントになってしまうと、
私は自分の怒りをぶつけてしまいかねないからです。
わかりますよね?
全てのコーチやカウンセラーは完璧ではなく、
必ず苦手なクライアントの種類がいるのです。
たとえば、自分の嫌いな性格を持っている人とか、
自分の両親の嫌いな側面を持っている人は
クライアントにするのがむずかしいのです。
そういったクライアントと出会ったときに
どう向かい合えばいいかを教えるのが
スーパーバイザーの仕事です。
場合によっては、その人とのコーチングなり
コンサルティングなりを途中で中断させることも
スーパーバイザーの仕事です。
こういったスーパーバイザーのことは
心理学を学んでいる人からすると
至極当然ですよね。
「相馬さんは、何を当たり前のことを言っているんだ……」
とお感じだと思います。
ですが、私が以前お会いした
自称「コーチ」の人はそんな知識もなかったのです。
本当に、こういうクソは業界から今すぐ消えて欲しい!
クライアントの心のキズをヘタに触って、
再トラウマやPTSDになったらどうするんだ!
そう申し上げます。
お金が稼げるとか、そういったくだらない理由で
知識もなしにコーチになっている人や、
そういったコーチを増やしている人も今すぐ消えてください。
別に名指しはしませんが、スーパーバイザーの
「ス」の字も出てこないような人は
この業界にいる価値なしです。
ご退場願おう。