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クリエイティブになる方法

心理学

2016年11月11日

相馬一進


こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。

 

ダニエル・カーネマンという
ノーベル経済学賞を受賞した認知心理学者がいます。

 

 

彼が書いたかなりぶ厚い本で、
『ファスト&スロー』という名著がありますが、
こちらはご存知ですか?

『ファスト&スロー(上)』

『ファスト&スロー(下)』

 

この本で、彼は、私たち人間が
2つの思考を使っていることを説明しています。

 

その2つの思考とはすなわち、下記のこと。

ファスト(速い思考)=直感的・感情的な思考
スロー(遅い思考)=論理的・理性的な思考

 

そして、彼はこの2つの思考について、
上下巻にわたって延々と解説し続けているので
その細かい具体例はここでは割愛します(笑)。

 

さて、ここからが本題です。

 

以前私がお話した女性は、とても論理的だった一方で、
「私にはクリエイティビティが足りない」
といった悩みをお持ちでした。

 

しかし、賢明なあなたなら気づくでしょう。

 

論理力とクリエイティビティは
同時に鍛えるのがむずかしいトレードオフな
能力であることに。

 

その理由は上に書いたとおりで、
論理力とはスローであり、
クリエイティビティとはファストだからです。

ファスト(速い思考)=直感的・感情的な思考
スロー(遅い思考)=論理的・理性的な思考

 

完全なトレードオフなわけではありませんが、
論理力とクリエイティビティは
そもそもまったく違う思考なのです。

 

その女性は自分に対して
こんな「べき論(人生脚本)」を持っているようでした。

・私は完璧でなければいけない
・私は論理的でなければいけない
・話すときは論理的に話すべきだ

 

その結果、彼女は常にスローな思考を使うことを
自分に課していたのです。

 

論理的・理性的な思考をいつもしていれば、
直感的・感情的な思考をする頻度が減るので
クリエイティビティになれるわけがありません。

 

そこで、私が彼女に対してやったことは
上記の3つの「べき論(人生脚本)」を
手放すような心理療法でした。

 

すると、彼女は劇的に変わりました。

 

クリエイティビティを使った方がいい状況では
ファスト(速い思考)=直感的・感情的な思考を、

論理力を使った方がいい状況では
スロー(遅い思考)=論理的・理性的な思考を、

それぞれ自在に使い分けできるようになりました。

 

なお、こうした悩みは、私の文章で読んだだけでは
絶対に改善しません(笑)。

 

ですので、最近やたらと増えている
レベルの低いにわかコーチではなく(笑)、
心理職の専門家の力をぜひ借りてくださいね。

 

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相馬一進【集客に特化した起業支援コンサルタント】 大学卒業後、松坂屋に入社する。その後、退社して起業するが、11業種で失敗。「起業成功のカギは集客にある」と悟り、企業の集客支援を始める。ダライ・ラマ14世や、スティーブン・R.コヴィー博士、リチャード・ブランソン、有森裕子などの講演会の集客を次々と成功させ、1億円超の売上を達成。現在は、起業や集客支援のセミナーを不定期で開催しており、クライアントは200業種以上。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。

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