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問題解決 < 問題設定

自己啓発

2016年2月16日

相馬一進


こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。

 

昨日のマインドマップについての内容ですが、
予想以上にご返信が多かったです。

マインドマップの意味がよく分かりました。
そもそも何故マインドマップを使うのか?
という理由をあまり考えておらず、
単に考えをまとめるのに便利そうだから、
という理由で今まで使っていたことに気づきました。

ご返信、ありがとうございます。

 

 

マインドマップは、問題の前提を疑ったり、
抽象的に考えたりするのには
まったく向いていないツールです。

 

たとえば。

 

健康志向の人がいたとして、
「どうすれば、オーガニックの野菜をもっとたくさん
食べることができるだろう?」と考えたとします。

 

そして、マインドマップに、
オーガニックの野菜を安く手に入れるための
アイデアを書いたとしましょうか。

 

お気づきですか?

実はもう、この時点でアウトなのです。

 

なぜなら、データを調べてみると
オーガニックの野菜と普通の野菜は、
残留農薬も栄養素もほとんど同じ数値であり、

「オーガニックの野菜なんて食べても、
普通の野菜を食べているのとなにもかわらない」

という根本的なスタート地点の誤りに
気づいていないからです。

 

わかりますか?

 

マインドマップというのは
スタート地点の誤りに気づきにくいツール。

 

もし、スタート地点が間違っていたら、
後に描くすべての絵が水泡に帰すのです。

 

論理思考というのは、スタート地点が一番重要で、
「どう問題設定するのか?」
が80%の結果につながる20%の原因です。

 

論理思考のスタート地点(問題設定)というのは
ピラミッドで言えば土台であり、そこが傾いていたら、
その上の石(問題解決)がすべて傾くからです。

 

問題設定は、問題解決の何倍も重要だ、
ということに気づいていない人はとても多い。

 

ですから、なんとなく問題を設定して、
マインドマップでアイデアを出している人を見ると、
見ている私が頭が痛くなってきます。

 

マインドマップを描く時間全体の、80%の時間は
「問題設定は本当にこれでいいのか?」と
考える時間にあてないとダメなのです。

 

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相馬一進【集客に特化した起業支援コンサルタント】 大学卒業後、松坂屋に入社する。その後、退社して起業するが、11業種で失敗。「起業成功のカギは集客にある」と悟り、企業の集客支援を始める。ダライ・ラマ14世や、スティーブン・R.コヴィー博士、リチャード・ブランソン、有森裕子などの講演会の集客を次々と成功させ、1億円超の売上を達成。現在は、起業や集客支援のセミナーを不定期で開催しており、クライアントは200業種以上。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。

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