こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
どんな分野でも、源流から学んでいない人は
二流止まり、三流止まりになります。
たとえば、コーチングの業界などもそうです。
レベルの低い人は、日本人のそこら辺にいる
コーチから学ぼうとします。
少しレベルが高い人は、コーチングの源流である
NLPなどを学ぼうとします。
さらにレベルが高い人は、NLPの源流である
エリクソンの催眠療法などを学ぼうとします。
最高レベルの人は、催眠療法の源流である
グレゴリー・ベイトソンの本などから学ぼうとします。
私もコーチなどの心理職の人を色々と見ていますが、
グレゴリー・ベイトソンの本を読んでいる人は
業界の中でも本当に一握りです。
経営コンサルタントの神田昌典さんが
21歳のときにグレゴリー・ベイトソンの著書
『精神と自然』を何回も読んだことは有名です。
※『精神と自然』
グレゴリー ベイトソン (著), 佐藤 良明 (翻訳)
やはり、一流の人ほど源流にあたるのです。
その人の本棚を見れば、
どの程度源流にあたっているか分かるので
その人のレベルが一発で見抜けるのです。
そういえば以前、読者からこんな感想を頂きました。
「相馬さん、いつもメールありがとうございます。
今度、ある業界の成功者に会ってきます。
その人から“違いをもたらす違い”を学んできます」
わかりますか?
この“違いをもたらす違い”という言葉を使っている時点で
源流から学んでいないだろうな、ということが分かります。
“違いをもたらす違い”というのは、
ジェームス・スキナーという自己啓発の講師が
よく使っている言葉ですね。
この言葉の源流はアンソニー・ロビンズで、
今から30年前に出た本である『Unlimited Power』の
内容が元ネタになっています。
このアンソニー・ロビンズの本の2章に
「The Difference that Makes the Difference」
という内容があり、それをジェームス・スキナーが
日本語に訳して、自分のネタにしているのです。
ジェームス・スキナーの源流はアンソニー・ロビンズであり、
アンソニー・ロビンズの源流はジム・ローンであり、
ジム・ローンの源流はアール・ショアフです。
そしてこの、ジム・ローンとアール・ショアフの2人は
ネットワークビジネスの成功者ですね。
「自己啓発を学んでいます」という人はいますが、
アール・ショアフの名前さえ知らない人がいて、
まったく源流にあたっていないなと思いますね。
私からするとレベルが低すぎです。