こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
自己肯定感の低い人は、
昭和のアイドルのような世界観で
生活していることがあります。
たとえば、
「私は毎日お花畑にいて、ニコニコ笑顔。
好きなものはイチゴとケーキ。
トイレになんて行きません!」
という世界観。
少し極端に書きましたが、
こうしたキャラを
理想だと考えているのです。
あるいは、ファンタジー世界の妖精や
ディズニーのプリンセスですね。
他にも、スーパーヒーローや、
ダークなキャラの場合も
あるかも知れません。
共通しているのは、自分自身を
非現実的なキャラに
近づけようとしている点です。
そして、そのキャラを演じるのが苦しくて、
精神的に疲弊する。
たとえば、いつも笑顔で
なんでも1人でこなす
完全無欠のキャラを演じている場合。
そういう人は、書類の漢字を間違えるなど
小さなミスをする度に、不安に襲われます。
ミスがあると、完全無欠のキャラクターが、
崩壊してしまうからです。
また、周りの人に不安な感情を、
伝えることもできません。
ステージ上のアイドルのように、
笑顔であり続けなければと思い、
他人に困り顔を見せられないのです。
結果、誰かに相談したり、
頼ったりすることもできません。
「完璧でいられないなら、誰にも会いたくない」
と、引きこもる人も多くいます。
そういった人は、必死に努力して
スキルをつけている場合もあります。
しかし、その努力は解決になりません。
なぜか、わかりますよね?
私たち人間は、どこまで努力しても、
完璧にはなれないからです。
1人でなんでもできる人はいません。
24時間笑顔で居続けることも不可能。
変なキャラ設定から卒業しない限り、
息苦しい人生になってしまいます。
昭和アイドルの代表であるキャンディーズが
「普通の女の子に戻りたい」
と、泣きながら解散宣言をしたのは有名です。
理想化されたスターを演じ続けるのは
非常に強いストレスだったのでしょう。
あなたも無茶なキャラ設定から卒業して、
普通の人間に戻ってみてください。
自然体で楽に生きられるようになります。