こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私の会社では、仕事のコミュニケーションのほとんどを
チャットを使っておこなっています。
ですので、対面で話しながら
仕事を進めることはほとんどありません。
これはすなわち、インターネットにつながる場所であれば
どこでも仕事ができることを意味しています。
そして、この仕事の進め方はメリットもある一方で、
残酷なことに、一緒に仕事をするチームメンバーの
言語能力が白日のもとに晒されます。
以前も書きましたが、心理学的に言うと、
人間は苦手な能力や開発されていない能力を使おうとすると、
「面倒くさい」と感じるようにできています。
ご参考:強みと能力のフル活用
ゆえに、言語能力がない人ほど、
「チャットで自分の考えを書くのは面倒だ」
と感じるのです。
ですので、言語能力がない人は、
「文章で書くより、口で話したほうが早い」
とよく言います。
彼らがチャットをしたがらず、電話をかけてきたり、
直接会って伝えてきたりするのにはそういう理由があります。
残念ながら、そういった人は
私の会社では仕事ができないでしょう。
チャット文化の会社では、
自分の伝えたいことをうまく伝えられないからです。
世の中にはたくさんの会社があるので
そういう人は自分にあった他の会社で働けばいいでしょう。
なお、言語能力はIQとは関係がありません。
専門用語でディスレクシアというのですが、
IQが高くても言語能力が低い人はいます。
ディスレクシアは、失読症とか難読症とも言われ、
文字の読み書きに難がある症状です。
たとえばトム・クルーズやキアヌ・リーブス、
スティーブン・スピルバーグなどがその代表例で、
脚本を読むのに普通の何倍も時間がかかるそうです。
こういった人でもハリウッドでは成功しているので、
自分に最適なビジネスを選ぶことの大切さを
つくづく感じますよね。