こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
知ってのとおり、最近ではビジネスの効率化のために
AIを取り入れる会社が増えてきていました。
そうした変化の中で私が感じていることがあります。
それは、「AIの影響で、収入が上がる人と、
収入が下がってしまう人の格差が広がりそうだ」
ということです。
世の中では「AIで仕事がなくなる」といった言説がありますが、
これにはあまり同意できません。
仕事がなくなるのではなく、「AIを使いこなせる人と、
AIを使いこなせない人の格差が広がる」
というのが私の見立てです。
たとえば、「数字を分析する人」について考えてみましょう。
昔から数字に強いという特徴は、
お金を稼ぐ上で有利なスキルでした。
マーケティングでも投資でも、必ず数字を扱うからです。
そのため、とくに外資系企業などでは
とにかく数字に強い人が重宝されてきました。
「外資系企業では英語のスキルよりも、
数字のスキルのほうが重要だ」と話す人もいたくらいです。
「数字に強い」というだけで収入が増えるので、
調子に乗っていた人もいたと思います。
ですが、最近は事情が変わってきています。
なぜなら、数字だけを分析するなら、
人間よりもAIのほうが適しているからです。
AIであれば、いわゆるビッグデータというような
膨大な情報を一瞬で分析できますし、
ミスもあまりありません。
しかも瞬時に図やグラフにまとめて
色分けして表示する機能もあります。
こうしたAIの計算能力に関しては、
どんなに計算が得意な人であっても敵うわけがない。
私の周りでも、「データをAIで分析するようになった」
と話している起業家がちらほら出てきています。
そのため、数字の分析だけで高い収入を得ていた
マネージャーやコンサルタントなどは、
過去と同じやり方では仕事がなくなってしまうでしょう。
ただし、だからといって数字に強い人の収入が
必ずしも下がるわけではありません。
むしろ、収入が上がる人も多いでしょう。
たとえば、AIの分析した数字をさらに深掘りして、
「何が問題なのか?」「何を解決したらいいのか?」と
思考できる人は貴重な人材になります。
なぜなら、自ら問題を見つけたり、
新しいアイデアを出したりするのは、
AIには到底できないからです。
しかも、AIを活用すれば、膨大な数字の分析を
たった1人でこなせるようになります。
仕事がなくなるどころが、
様々な業界から引く手あまたになるでしょう。
つまり、AIを使えない人の収入は下がり、
使いこなせる人の収入は上がるのです。
ですから、これからの時代に適応したければ、
積極的にAIを使うことをおすすめします。
AIを怖がったり嫌ったりしていると、
収入が下がる側になりかねません。