こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
初心者が何かを学ぶときに重要なポイントを
今回は説明したいと思います。
結論から言えば、学ぶときに重要なのは
アクティブラーニングとフィードバックです。
ちまたには、「◯◯勉強法」とか「△△学習法」
といったノウハウがあふれていますが、
たいていは枝葉末節です。
アクティブラーニングとフィードバックが本質で
まともな学習法はこれらの言い換えに過ぎません。
では、アクティブラーニングとフィードバックとは何か?
1つ目のアクティブラーニングとは、
文字通り「能動的な学習」を指します。
たとえば、あなたがセールスを学ぶとしましょう。
その場合に、知人にお客さんの役になってもらって
あなたがセールスする役になり
ロールプレイング(実演)をしたとします。
これはアクティブラーニングであり、
非常に質の高い学び方です。
一方、ただ本を読むだけだったり、
動画を見るだけだったりすると、
「アクティブラーニングではない」と言えます。
それで、基本的にアクティブラーニングをしないと、
人間はスキルが身につきません。
なぜなら、能動的に使わない情報を、
動物の脳はほとんど記憶しないからです。
一昔前に「聞きながすだけで英語が学べる!」
という触れ込みの『スピードラーニング』
という英語教材がありました。
しかし、聞き流すだけでは絶対に英会話は身につきません。
そのため、ろくに効果がない
『スピードラーニング』の会社は業績低迷し廃業しました。
さて、2つ目のフィードバックとは、
主にあなたの行動に対して、
講師や他の人が助言をしてくれることを指します。
前述の例で言えば、
「このセールストークは
相手を説得しようとしすぎているので、
こういうふうに変えたほうがいいです」
などというアドバイスがフィードバックです。
こうしたフィードバックが重要なのは、
人間には盲点があり自分では課題に気づけないからです。
とくに初心者は経験が浅いため、
良い点も悪い点も自分では判断できません。
また、中上級者であっても、
何かに集中するほど自分を客観視できなくなります。
つまり、誰かのフィードバックがないと、
ベテランでも自分の改善点に気づきにくいのです。
こうした原則は、部活動や習い事を思い出すと
経験則としてあなたもわかりますよね?
スポーツや楽器のスキルを身につけられたのは、
本や動画で学んだときではないはずです。
あくまで実践(アクティブラーニング)をして、
先生や先輩の助言(フィードバック)を
受けたときに上達したでしょう。
にもかかわらず、ビジネスとなると、
動画や本だけで学ぼうとしてしまう人がいます。
ですがそれは、
「教科書を読むだけでピアノを弾けるようになろう」
と、しているほど無茶な行為です。
そのため、スキルを身に着けたいときは、
アクティブラーニングやフィードバックを
絶対に取り入れるようにしてください。
相馬一進