こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
常々言っていることですが、
何かを学ぶときには、フィードバックが重要です。
ここで言う「フィードバック」とは、
主にあなたの行動に対して、
講師や他の人が助言をしてくれることを指します。
たとえば、SEOを学ぶとします。
そのときに、動画や音声だけが配布されたり、
座学の授業だけだったりするものは、
「フィードバックのない講座」です。
一方、あなたが作ったサイトや記事を
講師が実際に添削してくれるものは、
「フィードバックのある講座」だと言えます。
それで、私に言わせれば、
フィードバックのない学習は、
学習とは呼べないほど、質が低い。
というのも、人間はフィードバックがないことに
臨場感を感じにくいので、
知識を得ても行動を起こしにくくなります。
また、試しにブログを作るなどの行動をしてみても、
誰も反応してくれないと、
自分が上手くできているのかが、分からない。
するとほとんどの人は、反応がないことを
続けられないため、学びが実践につながらないのです。
さらに、フィードバックのない講座は、
平均的な人に当てはまる概論ばかりで、
一人ひとりの個性を活かす方法は、学べません。
つまり、自分にはどういったサイトが合っているのか、
どのような運営方法が適しているかなどは、
直接誰かが指摘してくれないと、掴むのか難しい。
したがって、フィードバックなしで結果を出せる人は
極めて少なくなってしまうのです。
一方、フィードバックのある講座は
臨場感を持ちやすく、個別の助言がもらえます。
「一般的には◯◯ですが、あなたの場合は、
むしろ逆に△△に気を付けた方が良いです」
といった直接的なアドバイスは、
人生に与えるインパクトが本当に劇的です。
私の感覚で言えば、フィードバックのある講座は、
フィードバックのない講座に比べて、
100倍近くの“重み”がありますね。
もし、プロフェッショナルから
フィードバックをもらえる機会を見つけた場合、
私なら時間もお金も惜しみません。
ただ、私は講座を主催する立場でもあるため、
フィードバックをする側の労力も、理解しています。
フィードバックをするのは、時間がかかりますし、
その前後の準備や、集中力も必要とします。
フィードバックした後は、ぐったり疲れてしまい、
他の仕事が手につかなくなることもあるのです。
それこそ、講師側が感じる“重み”も100倍以上。
そのわりに、世の中の情報弱者は
フィードバックの“重み”を理解していません。
そのため、講座にフィードバックを付けても
付けなくても、そこまで大きく売上は伸びないのです。
おまけに、全力でフィードバックをしても、
何も実践してくれない人も多い。
「こんなことなら、音声だけで販売しようか……」
と思う講師の気持ちも分かりますね。
正直、情熱がないとやっていられない。
これは、私が行っている講座についても同様です。
現在は、参加者がフィードバックを受けられる
講座を開催していますが、
いつまでも続けられるものではありません。
いずれは、音声や動画のみでの販売に
変更する可能性も大いにあります。
これは決してセールストークとして
嘘を言っているわけではありません。
労力や時間の限界を考えると、
フィードバックを提供できるチャンスは、
どうしても限られてくるのです。
フィードバックの“重み”を理解できている方は、
ぜひ講座に飛び込んできてほしいと思います。