こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
心理学において、成長とは、
第三者の視点を身に付けることです。
つまり、肉体的に成長をしたとしても、
「自分の考えは、絶対に正しい」と思っていたら、
精神的には成長していない、ということになります。
つまり、精神的に成長すればするほど、
色々な視点を手に入れることになるので、
「全ては相対的である」
ということに気付くのです。
例えば、健康オタクの人は、
「コーラは体に悪い」と言いますが
これは絶対的な真実でしょうか?
絶対的な真実ではないですね。
精神的に成長した人は、こう言います。
「何と比べて?」
確かに、ミネラルウォーターと比べたら、
コーラは相対的に体に悪いかもしれません。
しかし、例えば、あなたが発展途上国に
旅行に行ったとしたらどうでしょうか?
そのときに、飲み物が、
・明らかに病原菌がたくさん入っている、
よく分からない、汚くて臭くて酸っぱい飲み物、と
・未開封の缶のコーラ、の
2つしかなかったとしたら、
どちらが体に良いでしょうか?
相対的に、コーラの方が体に良いはずです。
別の例をあげましょうか。
例えば、自己啓発オタクの人は、
「プラス思考は良い」と言いますが、
これは絶対的な真実でしょうか?
絶対的な真実ではないですね。
精神的に成長した人は、こう言います。
「何と比べて?」
確かに、マイナス思考と比べたら、
プラス思考は相対的には良いでしょう。
しかし、「お金の心理学」プログラムで伝えているような、
「マイナス思考とプラス思考を使い分ける方法」に比べたら
相対的に悪い思考と言えます。
「自分は簡単に目標達成できる!」とか、
極端にプラス思考に偏ってしまうと、
挫折をしやすくなることが
心理学的には分かっているからです。
もしあなたが、「◯◯は絶対良い!」とか、
「◯◯は絶対悪い!」と思っていることがあるなら、
「何と比べて?」
と自問するようにしましょう。
相対性を手に入れることができ、
精神的に成長することができるでしょう。