こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
アフィリエイトをやっている方とか、
情報商材を売っている方っていますよね。
こういう方って、それなりの実績を積むと
最終的にマーケティングを教える
コンサルタントになったりするわけです。
そして、のたまうのです。
「マーケティング力さえあれば、
どんな業界でも売上を伸ばせますよ」と。
バカを言うな、バカを。
彼らは、
「マーケティングで業績を大きく伸ばせる業界には限りがある」
という事実を知らないのです。
それは、上場企業の財務諸表を見れば分かりますね。
例えば、自動車業界は、
原価率がものすごく高い業界です。
原価率6割とかが、ザラです。
となると、マーケティングがどうこうよりも、
良い自動車を作れるかどうかの方が重要です。
一方で、原価率が低い業界ってありますよね。
例えばコンタクトレンズの原価率は0.1%です。
つまり、1万円のコンタクトレンズの原価は
たった10円。(笑)
こういった業界では、広告費、
つまりマーケティングが占める割合が高くなります。
前述した、アフィリエイトとか、情報商材とかの
業界もそうですね。
原価率が非常に低い業界ですから、
マーケティングでほとんど決まります。
賢明なあなたなら、
ここまで読んでお気づきでしょう。
アフィリエイトとか、情報商材出身の方は、
「マーケティング力さえあれば、売上を伸ばせる」
という勝ちパターンを続けてきたために、
それ以外の要素で勝負が決まる世界を知らないのです。
盲点になってしまっているわけですね。
例えば、私は、松坂屋という百貨店出身ですが、
百貨店のような小売業の場合は、
「立地」や、「売り場面積の広さ」で、
ほぼ勝負が決まってしまう世界です。
こうなると、マーケティング力では
ひっくり返せません。
業種によって、成功のポイントは変わりますので、
コンサルタントは冷静に選びましょうね。
バカの一つ覚えのように、
マーケティング、マーケティング、マーケティング……
と言うコンサルタントからは離れるのが無難です。