こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
これは、私の知っている人なのですが、
重篤なトラウマを持っている男性がいます。
その男性は、幼少期にご兄弟を事故で亡くし、
それを「私のせい」だと自分を責めていたため、
心を病んでいたのです。
その結果、彼は心理学を学んだりして、
少しずつメンタルが改善していっていたのです。
それで、ここからが重要です。
私から彼を見ていると、
彼の才能とは「カウンセリング」だと感じました。
彼は、普通の人では分からないような、
心にキズを持った人の気持ちを理解して、
それを回復してあげられるスキルをお持ちだからです。
そのカウンセリングの才能を使って仕事をすることで、
お客さんの心のキズを回復してあげるのと同時に、
彼本人の心のキズも回復できますからね。
しかし。
彼はカウンセリングの才能があるというのに、
いつまで経ってもその才能を使おうとしません。
他の仕事をずっとずっと続けているのです。
つまり、彼は自分の才能を使っていないのです。
才能というものは面白いもので、
それを使ってあげれば、やりがいとか使命感などの形で
自分自身に充実感を与えてくれます。
彼の場合は、カウンセリングをすることで、
とても充実した毎日を送れることでしょう。
しかし、才能というものは
使ってあげないと復讐をしてきます。
彼は、カウンセリングの才能があるというのに、
それを使わずに別の仕事をしている。
すると、彼はその別の仕事の中では
やりがいや使命感を感じられず、やる気も出ず、
常に虚しさと退屈さに襲われてしまうのです。
これが、才能による復讐の正体です。
才能は、ちゃんと使ってあげないと
あなたに虚しさや退屈さを与えてきて、
あなたの人生を灰色にするのです。
・「お金を稼ぐ」以外の、やる気が出ない
・やりがいや使命感がない
・他の人の役に立っている感覚がない
・自分が成長している感覚がない
・報われない感、徒労感でいっぱい
こういった心理状態は、
まさに才能に復讐されている証拠です。
とくに、心理学では「中年の危機」と言いますが、
40~50代になって、自分の人生の意味を
問うようなタイミングになると、なおさらです。
「私はなんで、こんな仕事をしているんだろう?」とか、
「ああ、私は残りの人生で何ができるのか?」など、
メンタルの危機を迎えることになりますね。
コメント
タイトルもすごかったのですが、将に今の私の心理状態と悩みに対する、適切な回答をいただきました。使うべきものは、使われないといけませんね。宝のもちくされとは、よくいいあてたことわざですが、やはり今さらながら自分の才能とは何かわかりません