こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「ビジネスは登山のようなものだ」と
私は繰り返し説いてきました。
短距離走のように急ぐのではなく、
登山のつもりで楽しみながらコツコツと
続けていくのが重要だということです。
また、必ずしも最短距離ではなくてもいいし、
いろいろな道があるという意味でもあります。
それで、これは健康法にも同じことが言えます。
何かの健康法にハマった人が
極端な食事をしすぎる場合がありますが、
私に言わせればそれは短距離走です。
「肉を全く食べない」とか「糖質全部カット」とか
「毎朝バナナを食べ続ける」など、
何年も続けられるわけがありません。
すぐにバテるのが目に見えているのです。
実際、極端な健康法を試していた人が、
1か月くらいで不健康な生活に
リバウンドしてしまうことがよくあります。
完璧を求める食生活から一転して、
ついついジャンクフードや加工食品を食べる日々に戻るのです。
私が思うに、短距離走しかできない理由の1つは、
単純な知識不足です。
というのも、短距離走であれば、
とにかく全力疾走をすればいいですよね。
小学1年生が50メートル走をするように、
知識がほとんどいらないのです。
ところが、登山の場合は地図を持つ必要があります。
長期的に続けるときほど
全体を見たわすための知識がいるということです。
食事に関して言えば、その地図にあたるのが栄養学です。
栄養学の知識がないと、
「一週間の中で栄養のバランスを摂ろう」などと
考えることはできません。
そのせいで「禁止するか」「大量に食べるか」
といった極端な方法しかできなくるのです。
だからこそ、多くの人に栄養学を知ってほしいと
私は思っています。
栄養学という地図を持って、
これからの人生という登山を楽しく健康的に
進んでいってください。