こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
女優の北川景子さんは「1日9食」にして、
細く美しい身体をキープしているといいます。
しかし、北川景子さんのマネをして
1日9食にして激太りした人もいるようです(苦笑)。
「北川景子の1日9食をマネしたら
満腹中枢がおかしくなって
食べ続けるようになって太った!」
という阿鼻叫喚がネット上ではあがっています。
こうした話を聞くと「北川景子は間違っていた」
「北川景子に騙された」「北川景子のせいで太った」
などと情報弱者ほど騒ぎます。
「健康の情報って何が正しいのかわからない」
と嘆く人もいます。
しかし、私に言わせれば、
それは視点が低いからに過ぎません。
そもそもの前提を確認すると、
北川景子さんが「1日9食」にしたのは、
血糖値のコントロールのためのようです。
たしかに、血糖値が急上昇すると
人間は太りやすくなると言われています。
そのため、食事を小分けにすることで
血糖値をなだらかにして、
太りにくくしているのでしょう。
ただ、これはあくまで血糖値の話であり、
それ以外の要因はまた別になります。
当然ながら、脂質、糖質、たんぱく質などの
栄養素を全く考えていなければ、
普通にブクブクと太りますよね。
また、長寿にも関係するミトコンドリア機能は、
食事回数を減らしたほうが活性化します。
この観点から言えば、
1日9食は体調を崩しやすくなるでしょう。
最近「1日1食」とか「1日2食」を推奨する専門家が
増えているのは主にこうした理由です。
正確に言えば、他にもいろいろな栄養が関係しますが、
ここでは割愛します。
(そういった話は、
栄養学の専門家とおこなうセミナーや
講座などでお伝えしたいからです。)
さて、いずれにしても高い視点で考えると、
どの理論も別に間違ってはいません。
視点が低いせいで「1日9食」という
キャッチフレーズだけに飛びついた人が、
満腹中枢を壊すほど太ってしまっているのです。
私が栄養学の専門家との企画を
おこなうことにしたのは、
こうした情報弱者を減らしたいからでもあります。
数多くの健康法、運動法、ダイエット法などを
バラバラに学んでいても、
いつまでも視点は低いままです。
健康番組を見ても、本を読んでも、
混乱するばかりになります。
その点、すべてに関係する栄養学を学ぶと、
高い視点から本質が理解できるのです。
健康法で混乱していた人ほど、
「あ、そういうことだったのか」と、
合点がいく感覚になるでしょう。