こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
基本的に、自分に才能がない分野には、
ビジネスとして参入しない方が賢明です。
なぜなら、その分野でいかに努力をしても、
同業者よりもレベルの低いサービスしか
提供できないからです。
できれば撤退して、
別の業界に行った方がいいでしょう。
ただ、そうは言っても
「自分はどうしてもこの業界でビジネスがしたい」
という強い情熱がある人もいますよね。
たとえば、「プログラミングが下手だが
IT系の業界でビジネスがしたい」
といった人などです。
そういった方は、元SMAPの中居君のような生き方を
検討してみてほしいと思います。
というのも、元SMAPの中居君って、
自他共に認める音痴ですよね。
歌唱力が素人以下で、
ライブは口パクであると公言しています。
歌唱指導を受けても上達しないのですから、
歌手として論外なほど、
才能がなかったと言えるでしょう。
ですが、50枚以上のCDをリリースし、
30年近くの間、アイドル活動をしていました。
紅白歌合戦にも何度も出演し、
全国ツアーもおこなってきています。
こうした成功ができたのは、
なぜだと思いますか?
私が思うに、中居君が成功できた一因は、
「自分の弱みを受け入れて、
強みにフォーカスしたこと」にあります。
というのも中居君は、音楽に関して、
自分の才能のなさを認めていました。
そして、他のメンバーやスタッフに、
全面的に力を借りていたようです。
一方で、バラエティ番組では、
司会やトークが得意という強みを発揮して、
全力で盛り上げていました。
それによって、大量のファンを増やしたのです。
もし中居君が「歌唱力で勝負しなければいけない」
と、こだわっていたら、
何年かけてもろくに売れなかったでしょう。
SMAPの中の不人気キャラに
なってしまっていたかもしれません。
このように、業界で一般的に必要なスキルでも、
自分に才能がないなら、伸ばす必要はありません。
それよりも、他に強みを活かせる場所を探し、
別の価値をつくるのが重要です。
言い換えると、やってはいけないのは
「この業界にいるんだから、
△△のスキルが高くないといけない」
と思い込んで、弱みを克服しようと
無理することだと言えます。
たとえば、次のように考えている人は多くいます。
・コンサルタントは、論理的でなといけない
・カウンセラーなんだから、共感力があるべきだ
・飲食業界にいるので、料理ができなければ失格だろう
・IT系だから、プログラミングができないといけない
・整体院にいるので、整体が上手くないとダメだ
・ライターだから、美しい文章を書くべきだ
こういった思い込みは、今すぐ捨ててください。
弱みを克服しようとしている限り、
いつまでも大した結果は出ないからです。
成功したいなら、
「△△は下手だが、かわりに◯◯が得意だ」
といった、中居君の生き方を目指した方が良いのです。
とはいえ、ビジネスの知識のない人は、
強みを活かすといっても、何をしたらいいか
検討がつかないかもしれません。
下手をすると、強みを活かすという意味を勘違いして
一発屋のお笑い芸人のような
痛々しいキャラ作りをしてしまう人もいます。
変なキャッチコピーを作って、読者の少ないブログで
自己紹介している人も多いものです。
当然ながら、そんな安易な方法では、結果は出ません。
そういった痛々しいことをしないためにも、本質的な
マーケティングやセールスを学んでほしいと思います。
コメント
こんにちは。
弱みを克服しようとするより強みを生かす
SMAPの仲居くんの生き方を参考にしようと思います。