こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私は以前、自己啓発の嘘について、
ブログに書きました。
これ以外にも、自己啓発の嘘は
本当にたくさんあります。
例えば、ロバート・キヨサキが書いた本
『金持ち父さん 貧乏父さん』の、
金持ち父さんは実在しない人物だとか。
一番ひどいと私が感じているのは、
『思考は現実化する』の著者である
ナポレオン・ヒルです。
ニューヨーク市立大学のアメリカ史の教授で、
『アンドリュー・カーネギー』という本の著者である、
デビッド・ナソーという人物がいます。
ご参考:
デビッド・ナソー著
『アンドリュー・カーネギー』
彼は、この本を書くにあたって
過去のカーネギーに関する本を全て読破しました。
それどころか、遺族の了解を得て、
カーネギーが書いた日記やメモや手紙どころか、
カーネギーに届いた何千通という手紙を徹底的に調査したのです。
しかし、その中に、
ナポレオン・ヒルという人名は
1回たりとも出てきていいないのです。
これ、おかしいですよね。
鉄鋼王アンドリュー・カーネギーは、
ナポレオン・ヒルを成功者に紹介するため、
各分野の経営者へ500通の手紙を送ったはずです。
しかし、その500通の手紙が出てこない。
そしてもちろん、アンドリュー・カーネギーと
ナポレオン・ヒルが同時に写ったツーショット写真も
1枚も存在しません。
以上、ここまでが事実で、
ここから先は私の意見ですが、
ナポレオン・ヒルとアンドリュー・カーネギーが
関係があったという話は嘘で、
『思考は現実化する』という本を売るために
創作したのではないかと思われます。
もし、ナポレオン・ヒルとアンドリュー・カーネギーの
関係を示す手紙や写真などの存在を
ご存知の方がいたら教えて下さい。
※日本語版のWikipediaのアンドリュー・カーネギーの
ページは信用しないで下さいね。
英語版のWikipediaのアンドリュー・カーネギーの
ページにはナポレオン・ヒルの「ナ」の字も
出てこないことに気づいてくださいね。