こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
よく考えてみると、私が起業してから
9年たったことに気がつきました。
この9年間を振り返って思うのは、一期一会。
色々な人とご縁をいただいて、場合によっては同士になり、
「一緒に世界を変えよう!」という志のもと、
同じ釜の飯を食って仕事をする。
しかし、そんな人も何年かすると
別の志を見つけて離れていく。
あるいは、私のつたない経営判断のため、
色々なスタッフに迷惑をかけてしまい、
その人が私のもとから去っていったことも。
そういった、9年間の別れの数々を振り返ると、
サン=テグジュペリの小説『夜間飛行』の
ストーリーを想い出します。
「郵便物を運ぶために夜間に飛行機を飛ばす」
という、経営者の大きな志の途中、
色々な人が経営者から去っていきます。
しかし、多くの困難にぶつかりながらも、
多くの犠牲者を出しながらも、経営者は志を貫く。
私の9年間も、まさにそんなストーリーでした。
多くの人は理解されないでしょうが、
私にとっては、香りある9年間だったのです。
しかし、今になって思うことがあります。
もしかしたら、これからの仕事では
前よりももっと、周りの人を大切にしながら、
志を追求できるかもしれないな、と。
そういった仕事をすることが、
私ができる、「離れていった人への感謝の示し方」
なのかもしれません。
そして、過去に別れた同士たちと
山の頂で再開できることを祈りながら、
これからも歩みを続けていこうと思います。