こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
あなたは、「車輪の再発明」という比喩をご存知でしょうか?
これは、SEとかプログラマがよく使う言葉で、
ここでいう車輪とはプログラムのことを指します。
すでに広く知れ渡っているプログラムの存在を知らず、
自分でゼロからプログラムを作ってしまうことの
愚かさを皮肉った言葉です。
これを文字って、「クソの発見」と
私が呼んでいる事象があります。
それは、大学などの研究において、お金と時間をかけて、
何の価値もないことを発見する愚かな行為のことです。
そして、今日もまた私は、
この事象を見つけてしまいました(笑)。
それが、これです。
ご参考:たくさんの本に囲まれて育った子どもには
どのようなメリットがあるのかを6000人を対象に研究
この記事を要約すると、本がたくさんある家庭だと、
子どもは収入が高くなったということです。
で、それがどうしたの?(笑)
この調査結果って、何の意味もないですよね。
この実験者は、相関関係と因果関係がちがうことを
理解していないのでしょうか。
たくさんの本がある家は、親の知能指数が高く、
その知能指数が子どもに遺伝して、
子どもが高所得になっただけかもしれません。
つまり、家に本があろうとなかろうと、
頭が良い親から生まれた子どもなら
収入が高くなって当然ですよね。
もし私が研究するとしたら、
生まれてすぐに片方だけが養子に出された
一卵性双生児を集めて観察研究をおこなうでしょう。
そして、一卵性双生児の片方を本がたくさんの家で育て、
もう片方を本が全然ない家で育てて、
他はほぼ同じ条件にするのです。
そして、成人した後の収入を比較するでしょう。
この観察研究の方法が、もっとも因果関係を
厳密に見つけやすいからです。
要は、私は、「生まれつきIQの高い子どもが、
出来レースでただ高収入になっただけでは?」
と仮説を立てているのです。
※以前私は、政治学者のチャールズ・マレーが発表した
「IQと遺伝についての驚くべきデータ」を掲載したので、
そちらも併せて読んでみてください。
ご参考:高IQ向けのビジネス