こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
あなたがどんなに立派なことをしても、
あなたのことを絶対に認めない人がいることは
覚えておきましょう。
それは、人間を含む動物や昆虫などには
「縄張り本能」があるからです。
縄張り本能の本質は、しきい値を設定して、
それを超えているのは内(うち)として優遇し、
それ以外は外(そと)として差別することです。
※しきい値(しきいち)とは、境目となる数字のことで、
そこを超えると大きく変化するポイントのことです。
たとえば、ビジネスで考えてみましょう。
プロダクトローンチと呼ばれる動画マーケティングを
やっている人たちの集まりに行くと
興味深いことに気づきます。
1回のプロダクトローンチで1億円以上を
過去に売り上げたことがない人は
ゴミ以下の扱いをされるのです(笑)。
彼らの内と外を作るしきい値は1億円で、
これを超えない限り仲間に入れてもらえないのです。
今度は、過去に出版したことがある
著者たちのコミュニティに行ったとします。
すると、そこには10万部のしきい値があるんですよね。
過去に10万部以上の本を売った著者でないと
「なんだ、こいつ。新人の著者か……話にならん」
と、歯牙にもかけてもらえないのです(笑)。
このように、どんな世界にも、
内と外を分けるしきい値があり、
それを超えなければ差別されるのです。
そして、そのしきい値を超えることを
通過儀礼と言います。
通過儀礼として有名なのは、
バヌアツの島に伝わる成人の儀式、
バンジージャンプではないでしょうか。
危険なバンジージャンプをした男だけが、
成人の仲間入りを許されるわけです。
いずれにせよ、どんな世界にも
内と外を分けるしきい値があります。
私たちの時間やお金は有限ですから、
すべてのしきい値を超えるのは不可能であり、
すべての人から評価されるのも不可能です。
結局のところ、他の人の評価を気にせず、
自分らしく生きるのが一番ですね。