こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
情報弱者とは、思考弱者である。
このことは、以前私がブログに書いたとおりです。
ご参考:情報弱者を量産する教育
また、私から見て、多くのノウハウコレクターは
自分でまともに考えない情報弱者だと感じます……。
さて、もし情報弱者になりたくなければ、
どんな社会常識であっても、それを鵜呑みにせず、
一度疑ってかかることです。
例えば、社会常識として、
「電車の中では高齢者に席をゆずりましょう」
ということが言われます。
でも、これは本当に高齢者のためになるのでしょうか?
たしかに、自分は、いい気持ちになれるでしょうし、
高齢者も、体が楽かもしれません。
しかし、そうやって席をゆずるということが、
高齢者の健康と命を奪っている可能性もありますよね?
椅子に座ると、乳がん、結腸がん、心臓病などの
リスクが高まることが知られています。
また、椅子に座ると腰(椎間板)への負荷は
立っている時の1.4倍になり、腰痛の原因にもなります。
そして、座りすぎると筋肉量がどんどん減っていきます。
椅子に座れば、高齢者は、その場は楽ですが、
それで本当に良いのか、と思いませんか?
立っているのは、確かにちょっと大変ですが、
そのおかげで健康(特に筋肉)は維持されるわけです。
席をゆずるのは、たしかに善意でしょう。
しかし、リバタリアンが好きな言葉、
「地獄への道は善意で舗装されている」
のとおりなのかもしれません……。
電車の中で高齢者がいたときに、
なんとなく社会常識だから
席をゆずってあげるのか?
それとも、高齢者の命や健康を奪うけれども、
それでもあえて、目先の快楽を与えるために
席をゆずってあげるのか?
この両者の行動は全く同じですが、
行動の前に「思考」が入っているという点で
大きく違います。
こういった「思考」をどれだけできるのか? が
あなたのことを情報“強者”や思考“強者”に
してくれるわけです。
「よく考えると、変だな……」とか
「本当に相手のためになるのかな……」と
感じる社会常識はなんですか?
他にも色々とありますよね。
あなたの意見を教えて下さい。