こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今日は、私が過去に読んだ中で、
非常に感動した「起業についての本」をご紹介します。
それがこちら。
『小さな会社の稼ぐ技術』栢野 克己 (著), 竹田 陽一 (監修), 豊倉 義晴(取材・執筆協力)
ランチェスター戦略を専門とするコンサルタント、
栢野克己さんの本です。
起業本を読んでもほとんど感動することがない私が(笑)、
何にそんなに感動したかというと
この本に書かれている圧倒的な事例の多さですね。
起業に関する本だと、下手をすると10個くらいしか
事例が載っていない悪書も多い。
色々な会社の成功事例を探すのは骨が折れるからです。
コンサルタントが書いた本の中には、
頭の中で理論を組み立てただけで、
事例がないスカスカな本さえあります。
しかし、この本。
おそらくですが、類書の5倍は
事例が入っていると思われます。
下手をすると3ページに1つは、
成功企業や失敗企業の事例が書いてあって、
とにかくそれがリアルで面白い。
著者が、20年以上かけて必死に調べた事例を
とにかく盛り込めるだけ盛り込んだ、
宝石箱のような1冊でした。
命をけずって、泥臭い調査を重ねて作った本であることが
伝わってきますね。
こんなに事例を集めるのは
言葉で表せないくらい大変だったんだろうなと
背筋が伸びる想いです。
それと、
「中小企業は、大企業とはちがって
面倒くさいことをしないと成功しない」
というのはランチェスター戦略の基本ですが、
この本はまさに教科書どおりです。
事例集めという、本当に面倒くさいことを
吐きそうになるくらいコツコツと
何十年もやった集大成の本です。
私には、とてもマネできません。
今、起業や副業をしている人は
ぜひ手にとってみてください。
『小さな会社の稼ぐ技術』栢野 克己 (著), 竹田 陽一 (監修), 豊倉 義晴(取材・執筆協力)
話がリアルなので圧倒的に読みやすいうえに、
狂気じみた量の事例が詰め込まれている起業本って、
他にないと思いますので。