こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私の周りには、ビジネスで小さな成功を
おさめた起業家の方がわりと多いです。
が、彼らの多くは、実は、投資では成功していません。
FXとか株式投資とかで、何千万円といった
お金を溶かした経験がある起業家はたくさんいます。
なぜ、ビジネスでは成功しているのに、
投資での成功できないかというと、
「多くの起業家が、コントロール中毒」
だからです。
ビジネスの世界というのは、
コントロールできることが、わりと多い世界です。
セールスとかマーケティングは、その典型例で、
「自分の思う通りに、顧客を動かす」ことが
できる部分も結構あるのです。
ですが、投資の世界というのは
相場を思いどおりに動かすことは
1%たりともできません。
※何千億円というような大金を持っていて、
相場そのものを動かせる場合は例外ですが、
そんな人は個人投資家にはいません。
すると、どうなるのか?
ビジネスの世界で小さな成功をしている起業家って、
たいてい、セールスやマーケティングが好きなので、
「相場をコントロールしたい」
という、投資の世界では「完全に間違った価値観」を
もったまま、投資を始めてしまうのです。
すると、自分の言うことを聞かないチャートに
コテンパンにされ、お金を溶かして終わるのです。
そして、トラウマになって、
「投資よりも、ビジネスの方がリターンがいい」
と捨て台詞をはくのです。(笑)
これが、投資で失敗した起業家の末路ですね。
興味深いですよね。
ビジネスの世界では、
セールスやマーケティングによって
顧客を動かした方が結果が出るのですが、
そういった、コントロール願望が強ければ強いほど
投資で失敗する確率が高くなっていく、
というわけです。
投資の世界では、規律をもって、
自分自身をコントロールできる人でないと
結果を出せない、というわけです。
ですから、ビジネスでは成功したけれども、
投資では成功していない起業家を見たら、
「ああ、この人は、人をコントロールすることはできても、
自分をコントロールすることはできないんだ」
と思うといいでしょう。
「セールスやマーケティングが得意」と
言っている起業家がいたら、
その人は投資が下手な確率が高いです。(笑)