こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「相馬さんって、お菓子さえも
Amazonで買っているんですか!?」
私はこんなことをセミナー参加者から聞かれました。
そのとおりです(笑)。
ティッシュやトイレットペーパーはもちろん、
ごま油や洗剤、タワシ、綿棒にいたるまで、
あまねくものを私はAmazonで購入しています。
その理由は、「移動は付加価値を生まない」からです。
たまに夕方のテレビのニュース番組を見ると、
「不景気の特集」の際に、頭の悪そうな主婦が
こんなことを言っているじゃないですか。
「最近~、スーパーの卵の値段が上がっちゃって~。
だから~、隣町まで自転車を往復30分こいで~、
30円安い卵を買いに行くんですよ~~~」と。
こういう人って、典型的な情報弱者ですよね。
30円のために、往復30分かけると
時給60円の計算になりますから。
この「移動は付加価値を生まない」というのは
ビジネスをしている人間であれば
絶対に知っておいた方がいいことです。
※先日ご紹介した、こちらの本にも書いてあります。
『小さな会社の稼ぐ技術』
栢野 克己 (著), 竹田 陽一 (監修), 豊倉 義晴(取材・執筆協力)
ご参考:おすすめの起業本!
さて、たまに居酒屋に行くと、
頭の悪そうなセールスパーソンが
こんなことを言っていたりしませんか?
「自分は最近、移動ばかりでクタクタだけど、
なんだか仕事をしているっていう気になるな~~~」
こういう人も、典型的な情報弱者ですよね。
「移動は付加価値を生まない」ということを
理解していないので、移動をしているだけで
仕事をしている「つもり」になっているのです。
前述の本にも、あえて商圏を狭めて、
移動距離を短くすることによって
売上があがった事例が書いてありますよね。
移動時間をかけて遠くまで営業に行くより、
近場に何度も何度も顔を出したほうが売上は大きくなります。
以前、経営資源の4要素である、
「ヒト、モノ、カネ、情報」のうち、
「ヒトを動かすのが、もっとも時間やコストもかかる」
ということを書いたのは、これと同じ理由です。
ですから、センスのよいあなたであれば、
ヒトよりもモノやカネ、情報を動かした方がいいことは
ご理解いただいていると思います。
ご参考:ビジネスのスピードを上げるには?
今日の結論。
「どうやったらもっとヒトの、
さらには自分自身の移動距離を短くできるか?」
ということは、ビジネスをしている人間であれば
常に考えたほうがいい。
これは、あえて移動をすることで
利ざやを稼ごうとする、
「せどり」をしている人でも同じです。
「私たちの収入は移動距離に比例するから、
あなたも、もっと海外に行ったほうがいい!」
とか痛いことを言っている、
自己啓発のセミナー講師がいるじゃないですか。
ああいった人は、情報弱者をカモにしているだけなのです。