こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
以前お会いした人が、危険なカルト自己啓発に
はまっていました(笑)。
そのカルト自己啓発の教典の内容を説明すると、
こんな感じです。
自分に起きる出来事は“100%”自分が原因である。
だから、“自分は被害者だ”という考えを捨て、“自分が問題を作り出している”と考えるべきである。
こういうカルト自己啓発にはまる人は、
論理思考力がきわめて弱い。
かの有名な哲学者、カール・ポパーが
「反証可能性」という概念を提唱しましたよね。
その意味は、「どのような手段によっても
間違っていることを示す方法がない仮説は科学ではない」
というものです。
たとえば、地震が起きて、
自分の家が一部壊れたとしましょう。
上述したカルト自己啓発においては、
「地震さえも“100%”自分が原因」という話になります。
この、「地震さえも“100%”自分が原因」という仮説は
どんな手段でも間違っていることを
証明する方法がありません。
したがって、これは科学ではなく、
オカルトになってしまうわけです。
つまり、カルト自己啓発の本質は
オカルトであり、非科学です。
残念ながら、世の中には、天災のように
自分が原因ではないことが多々あります。
そういった危険なカルト自己啓発に
はまらないようにしましょう。
もし、カルト自己啓発があったら、
私にその教典をメールで送っていただければ、
バッサリと斬ってあげます(笑)。