こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
昨日の、「起業は夫婦仲が悪くなる?」のメールに、
起業家の方から、こんなご質問がありました。
私自身、今回のメルマガのテーマがずっと個人的な悩みでした。
お恥ずかしながらですが…
私の考えていた「夫婦仲が悪くなる原因」につきまして書かせていただきますと、
起業で良い結果が出た相手に対する「嫉妬」や「怒り」もあるように思います。
私の妻の場合だけかもしれませんが下記のようなパターンがあります。
・結果を出すために、そこまで一生懸命に頑張れない
自分への怒り
・成功して、人として成長していく相手への嫉妬
・「自分がうまくいかないのは悪い環境のせいだ!」
というような、否定的な考え
そうですよね。
そういう感情も、起業で夫婦仲が悪くなる原因でしょう。
素晴らしいですね。
良い洞察だと思います。
そして、まさに今、上記のような感情を
持っている読者の方もいると思います。
ですが、だからといって、
自分自身を責めないで欲しいと思います。
また、バカな自己啓発の講師のように
「とにかく行動しろ!」と
自分に言い聞かせるのもやめて下さい。
それは、自分への虐待です。
例えば、幼少期(特に3~15歳くらいまで)に、
達成体験をしても、親から褒められなかったりすると、
上記のような感情を持ちやすい性格になります。
「算数のテストでいい点数をとった」とか、
「運動会で1番になった」とか、
子ども自身にとっては、とてもスゴイことをしたのに、
親から、「まだまだ全然ダメ」というように
褒めてもらえなかったり、ダメ出しされると、
その子どもは、へそを曲げるのです。
そして、その挫折経験によって、
「どうせ目標を達成しても、良いことなんてないから、
行動するのなんて、やめておこう」
と、脳に深く刻み込まれるのです。
その結果、大人になっても、
「目標を達成しても意味がない」とか、
「夢なんて叶えたくない」という人生になるのです。
・目標達成への行動をしようとしても、やる気が出ず、
一生懸命に頑張れないので、自分を責めてしまう
・自分は夢を叶えられないことを、
心のどこかでは気づいているので
成功している人や成長していく人を嫉妬する
・どんなに頑張っても、人生を変えられないので
「自分がうまくいかないのは悪い環境のせいだ!」
というように、否定的に考えてしまう
なぜ、ここまで詳しく解説できるかというと、
私自身も、このパターンが人生でよく出ていて、
それを克服した経験があるからです。
この、幼少期(特に3~15歳くらいまで)に、
親との関係で作られた価値観や性格のことを、
精神科医のエリック・バーンは
「人生脚本」
と呼びました。
「自分最適ビジネス」の講座の参加者には、おなじみですね。
つまり、その人が、どんな人生を送るのか、
その脚本(=性格や価値観)が3~15歳くらいまでで
決まってしまう、というわけです。
人生脚本に、「目標達成をしても、良いことはない」と
深く刷り込まれてしまっている人は、
そのままでは、夢を叶えられません。
いくら、周りの人が、「行動しろ!」と言ったところで、
「一緒に夢を叶えよう!」と言ったところで、
そう簡単には人生脚本は書き換わらないからです。
いくら、セミナーや情報商材にお金を払っても、
頑張りたくても頑張れないので、
絶対に結果が出ない、ということになります。
このことを周り人は理解してあげないと、
「なんで、この人は、成長しようとしないんだ!」
と怒りが生まれるだけになります。
人間関係は、まず「相手の理解」から、ですね。
相手のことを深く理解してあげないと、
相手を責めるパターンになり、関係が壊れるのです。