毎日33,533人が読んでいる無料メルマガ

商品の魅力の伝え方が分からない、と困っていませんか?マーケティングの専門家の相馬一進が、売るのが難しい商品を売る方法を3つの動画とメール解説にまとめました。ブログでは公開できない情報をお届けします。

▼こちらより、メールアドレスを登録してください▼

やる気が続かない科学的な真実

心理学

2025年9月18日

相馬一進


こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。


今回からの記事は、
「このせいでやる気が出ない」と題して、
シリーズ形式で書きます。


あなたは、「やる気が出ない」とか、
「何をやっても続かない」と感じていませんか?


それは、あなたの意思が弱いからではありません。


単純に、知識がないだけなのです。


なぜなら、
やる気が出ない根本原因や、やる気を出す方法は
最新の研究でかなりわかってきているからです。


ですから、こうした研究成果を知らないと、
やる気が全然出ないはずです。


あなたも、そうではないですか?


やる気が出ず、ダラダラと
ネットフリックスなどの動画をひたすら見てしまう、
みたいなことになっていないでしょうか? 


まさに、脳内麻薬の依存状態です。


それが続くと、「あー、自分が情けない」と
自己肯定感が下がり、毎日の幸福感が低くなるでしょう。


人によっては、そのストレスを解消するために
さらに時間やお金を無駄遣いしてしまう場合もあります。


この連鎖、恐ろしいでしょ?


「やる気が出ない」というのは、
実はかなり大きな問題なんです。


そこで、この記事では科学的な観点から、
「やる気が出ない根本原因」はもちろん
「やる気を出す方法」もお伝えします。


具体的には、最新の心理学を用いた方法を
ご紹介します。


さらに、このシリーズの最後では、
「やる気を出す」ためのAIツールを
無料でプレゼントします。


もし、あなたが、
やる気が出ないことで問題を感じているなら、
ぜひ最後まで読んでください。

 

 

=======================

『 このせいでやる気出ない!(第1回目)』
 やる気が続かない科学的な真実

=======================


ネットなどの記事で、
「やる気を出すためには、ドーパミンを出せばいい」
と解説していることがよくあります。


これは本当なのでしょうか?


実は、ドーパミンに対する間違った理解が、
やる気が上がらないことに
一役買っていることが多いのです。


詳しく解説しましょう。


あなたは、ドーパミンという言葉自体は
知っていますよね?


そう、脳内物質の1つです。


このドーパミンが分泌されると、
どう感じるか、あなたはご存知ですか? 


一般的にはドーパミンが分泌されると、
「快楽を感じる」とか「気持ち良くなる」と、
考える人が多いです。


あなたも、そう思っていませんでしたか?


しかし、これは間違っています。


「どういうこと? ドーパミンって
快楽物質じゃないの?」と思うかもしれません。


実は、ドーパミンが分泌されても
快楽は感じないんですよ。


ドーパミンが分泌されると、
「快楽への期待」が出てくるんです。


「快楽への期待? 快楽とどう違うの?」
と感じるかもしれません。


要は、ドーパミンが分泌されると
「これから何か良いことが起こるかもしれないなー♪」
という期待が生まれます。


サブカル的な表現でいうなら
「ワンチャンありそう!」とか「神展開の予感!」
と感じるのです。


これがドーパミンの正体です。


わかりましたか?


ドーパミンは快楽物質ではなく、
期待物質なんです。


「ワンチャンあるかも!」という期待が生まれ、
やる気を高めてくれるのがドーパミンです。


このことを説明したのが、
2025年にネイチャー誌に掲載された最新の論文です。


ペンシルベニア州立大学の
ベンジャミン・フライ博士らの論文を載せておくので、
興味があれば見てみてください。


Devaluing memories of reward: a case for dopamine
https://www.nature.com/articles/s42003-024-07440-7


さて、ここまでの話は理解できましたか? 


期待感が生まれ気分も高揚することから、
「やる気を出すためには、ドーパミンを出せばいい」
と、ちまたでは言われているのでしょう。


でも、それは早合点です。


ここに、
落とし穴があるんです。


「どういうこと?」って思いますよね。


結論から言うと、ドーパミンだけでは、
「やる気は長続きしない」のです。


要は、ドーパミンは、「ワンチャンありそう!」と
行動のきっかけを作る「だけ」なんです。


ドーパミンではやる気が長続きしない、
ということを知らない人が多いんですよね。


その証拠に、あなたはこんな経験がありませんか?


たとえば、「ダイエットするぞ!」と思って
フィットネスジムとかヨガスタジオに入会しても、
1か月ぐらいで行かなくなりますよね。


いや、1か月どころか、三日坊主かもしれません。


なぜ、こんなことになるのかわかりますか?


「ダイエットするぞ!」と思った瞬間は、
ドーパミンが分泌されているので、
入会のための第一歩を踏み出せます。


でもドーパミンの効果は長続きしません。


何回か行くと、「もう、今日は行かなくていいかな」
とやる気が下がってしまいます。


これがまさに、
「ドーパミンではやる気が長続きしない」
という事例です。


ですので、やる気を長続きさせるためには、
ドーパミンとは別の要素が必要なんです。


その別の要素とは、「やりがい」です。


ここでいうやりがいとは、
達成感や貢献している感覚、成長している感覚、
長期的な満足感などですね。


こういう要素があると、やる気が長続きします。


何となくイメージできますか?


たとえば、フィットネスジムや
ヨガスタジオの場合だとこんな感じです。


行くたびに、自分の体が目に見えて痩せてきて、
運動が心地よくなってくる。


最終的に、自分が成長している感覚を味わうために、
ジムに通うのが習慣になってしまう。


よくある話でしょ?


このように、やる気を長続きさせるためには、
やりがいが必須なのです。


あなたはこれを聞いて、
「根拠はあるの?」と思ったかもしれません。


いい質問ですね!


2022年に発表された、
ベルギーのリエージュ大学の論文で
やりがいを感じられないと、
やる気が低下することが示されています。


興味があれば読んでみてください。


Is the combination of behavioral activation and attention training technique effective to reduce depressive symptomatology? A multiple case study
https://www.frontiersin.org/journals/psychology/articles/10.3389/fpsyg.2022.914094/full


もしかしたら、あなたは、
「やる気を長続きさせる重要な要素が、やりがいだ」
と聞いても、イマイチしっくりこないかもしれません。


あなたが、そう感じるのも無理はありません。


というのも、この「やりがい」は、
世の中ではかなり軽視されているからです。


やりがいと聞くと、青臭いものととらえる人もいます。


「やりがいなんてなくても、自分は頑張れるんだ」
と、あなたも感じているかもしれません。


でも、ほとんどの人は気づいていません。


やりがいがないと、どんな悲惨な状態になるのかを。


あなたは、やりがいがないときのデメリットについて
「やる気が続かない」以外で、何か思いつきますか?


思いつかなかったら、結構まずいですよ。


その代表例が、
「強いむなしさに襲われる」です。


あなたも、こんな経験はありませんか?


たとえば、ソシャゲなどのゲームです。


ゲームでハイスコアを取ったり、
相手に勝ったりすると、その瞬間は気持ちよくなって
もう一回やりたくなります。


まさにドーパミンが分泌されている状態です。


そこで、もう一回、もう一回、もう一回……と
繰り返しやってしまうと、次第にむなしくなってきませんか?


その理由はもちろん、やりがいがないからです。


ゲーム以外だと、アルコールに溺れたり、
買い物などに依存をしたりするのも同様です。


ネットフリックスやTikTokなどの動画を見るのも
そうかもしれません。


最初はドーパミンで突き動かされても、
繰り返していくうちに、
次第にむなしさが襲ってきますよね?


それは、やりがいがないからです。


そして、やりがいがないと、
むなしさを感じること以上にひどいことが起こり得ます。


それは快楽耐性がついて、依存してしまうことです。


ここでいう快楽耐性とは、
「最初は十分に快楽が得られていたのに、
回数を重ねるうちに快楽を感じにくくなること」です。


これが依存症の原因になります。


たとえば、あなたがネットフリックスで
ドラマを見たとします。


最初の1話目は面白かったけれども
2話目、3話目を見たらどうでしょうか?


1話目ほど面白さを感じにくいですよね?


それなのに、依存してしまって、
なんかダラダラーとネットフリックスを
見続けてしまうんです。


こんな経験、あなたもありませんか?


依存した結果、自己肯定感が下がったり、
人生に対する無意味感が強くなったりします。


かなりヤバいでしょ?


あと、私のまわりでたまにいるのは、
SNSに依存している起業家です。


そういう人は、
SNSで「いいね」やフォロワーを増やしても、
「なんだかむなしい」と言っていることが多いのです。


この「いいね」やフォロワーが増えると、
脳の中ではドーパミンがドバドバ分泌されます。


これについても、
スタンフォード大学の論文を載せておくので、
興味があれば読んでみてください。

Addictive potential of social media, explained
https://scopeblog.stanford.edu/2021/10/29/addictive-potential-of-social-media-explained/


ともかく、SNSの「いいね」や
フォロワーの数が増えても、
自分の成長や社会貢献につながりません。


そうですよね?


なので、やりがいがなく、むなしさを感じがちです。


私は以前、SNSに依存気味だった
起業家のクライアントに対して、
こんなアドバイスをしました。


「もし集客などに役立っているなら、
SNSの投稿を続けてもいいと思います。

でも、集客につながっていないなら、
SNSに投稿するのはやめてしまっても
いいんじゃないですか」と。


その理由はわかりますよね?


むなしさばかりが増えてしまって、
自分のやる気が出にくくなるからです


SNSをやめた結果、
その起業家はこんなことを言っていました。


「SNSに使ってた時間、マジで無駄だった。
もっと早くやめておけば良かった!」と。

 

ここまでの話を聞いて、あなたは
「たしかに、言われてみたらその通りだ」と
感じませんでしたか? 


そうですよね。


だって、やる気については
心理学の世界ではもう1世紀も前から研究されていて、
エビデンスが蓄積されているからです。


さらに、この動画でもいくつか紹介したように、
今でも最新の論文が発表され続けています。


ところで、自己啓発やスピリチュアルを教えている
講師の人っていますよね。


ユーチューブなどで情報発信をしている人です。


私はそういった人の動画を
たまにちらっと見ることがあるんですが、
正直うんざりします。


「やる気に対して、でたらめか、
古い理論ばかり教えているな」と感じるからです。


中には、考え方が1世紀古い講師もいます。


もう完全にオワコンの理論を伝えているんですよ。


たとえば、やる気に関する心理療法で、
最もエビデンスの強い方法は「行動活性化」というものです。


考えた人は、オレゴン大学の心理学者である
ピーター・ルインソーンです。


行動活性化については、
次回以降に詳しく説明するので、
今は読み流してください。


この方法は、今から50年も前の1970年代に
原型となるアイデアが考えられました。


ですが、この方法さえ知らなそうな講師が、
やる気について講釈を垂れているんですよね。


私はそういう人を見るたびに、
「考え方が1世紀古いな」と思うんです。


あなたもそういう講師に気をつけてくださいね。


見極め方は簡単です。


例えば、私みたいにここ数年間に発表された
心理学の論文を、リンクと共に伝えているのであれば、
最新の方法を話していると思っていいでしょう。


もし、そうでない場合、でたらめか、
古い理論ばかり教えていると考えてください。

 

さて、ここまで読んだあなたは、
「そっかー、やりがいが重要なんだな」と
感じたかもしれません。


しかし、このやりがいですが、
マイナスに働く場合もあるんです。


たとえば、社会貢献型のNPOの職員は、
仕事でやりがいを感じやすいです。


しかし、燃え尽きてしまって仕事を辞めてしまう、
なんてことがよくありますよね?


なぜ、やりがいを感じているのに
燃え尽きてしまうのか、あなたはわかりますか?


この理由がわからないと、あなたも
やりがいの落とし穴にはまってしまうかもしれません。


ですので、次回はやりがいがマイナスに働く事例を
最新の心理学の観点から説明します。


=======================


以上、「このせいでやる気出ない!」の
第1回目でした。


次回も、楽しみにしていてください。

今日の記事を読んで疑問、
質問がある方はこちらからどうぞ!

例:
・どのプログラムに参加した方が良いのか迷っています。
・今までいろいろな講座に参加しましたが成果が出ていません。不安で一歩が踏み出せないです。
・〇〇についてもう少し詳しく教えて欲しいです。

メールアドレス:

※メールアドレスや内容は公開されません。相馬やエッセンシャル認定コンサルタントにのみ届きます。良い質問には、直接メールアドレス宛に回答をします

  • Facebook
毎日33,533人が読んでいる無料メルマガ

商品の魅力の伝え方が分からない、と困っていませんか?マーケティングの専門家の相馬一進が、売るのが難しい商品を売る方法を3つの動画とメール解説にまとめました。ブログでは公開できない情報をお届けします。

▼こちらより、メールアドレスを登録してください▼

相馬一進【集客に特化した起業支援コンサルタント】 大学卒業後、松坂屋に入社する。その後、退社して起業するが、11業種で失敗。「起業成功のカギは集客にある」と悟り、企業の集客支援を始める。ダライ・ラマ14世や、スティーブン・R.コヴィー博士、リチャード・ブランソン、有森裕子などの講演会の集客を次々と成功させ、1億円超の売上を達成。現在は、起業や集客支援のセミナーを不定期で開催しており、クライアントは200業種以上。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。

コメントを残す

CAPTCHA


公式ブログ

最近の投稿

アーカイブ

カテゴリー

ビジネス心理学 youtubeチャンネル
ページ上部へ