こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
ある程度の規模でビジネスや投資をしていると、
お金を騙し取ろうとする詐欺師たちが
周りに寄って来るようになります。
とくに「投資家」と自称して近寄ってくる人は、
私の経験上では8割以上が詐欺師まがいの輩です。
もし、そういった輩をすべて信じていたら、
あっという間に資産を失ってしまいます。
私自身、そんな輩が寄ってきたことが何度かあり、
だんだんと第一印象だけでも
詐欺師を見分けられるようになってきました。
そこで今回は、そんな投資家と自称する詐欺師を
見分けるポイントをお伝えします。
あくまで経験則なのですが、
第一印象の時点で次の3つの特徴があったら、
私は警戒するようにしています。
1.サバみたいにテカったスーツを着ている
2.過剰な作り笑いをしている
3.テイカー的な言葉づかいをする
1つ目は、
「サバみたいにテカったスーツを着ている」です。
これはおそらく高級感をアピールするために
生地にシルクが入った服を着ているためなのでしょう。
光沢がありパキッとしたスーツを
詐欺師はよく着ています。
遠くにいてもギラギラ光っており、
まるで青魚のサバみたいなのです。
そのため、サバみたいに光ったスーツで現れたら、
その時点で私は少し注意するようにします(笑)。
2つ目は、「過剰な作り笑い」です。
上手く相手に気に入られて
お金を引っ張り出そうとしているためか、
詐欺師はやたらと作り笑いをします。
たいして面白い話をしていないにもかかわらず、
作り笑いばかりするのです。
ちなみに、作り笑いと本当の笑いを見分ける秘訣は、
目元と口元の動きを見ることです。
本当の笑いでは目元と口元は同時に動きますが、
作り笑いだと目元が止まっていたり、
ずれた動き方をしたりします。
なぜなら、人体の仕組みとして目の下にある不随意筋は
本当に笑っていないと動かせないからです。
そのため、目元を観察していると、
作り笑いで気に入られようとしている
詐欺師の振る舞いがよくわかります。
3つ目は、「テイカー的な言葉づかい」です。
ここで言う「テイカー」とは、
人間関係の「ギブ・アンド・テイク」のうち
テイクばかりに意識が向いている人を指します。
つまり、「与えるよりも、奪ってやろう」
という価値観が強い人ですね。
テイカーは「カネを吐き出す」とか
「契約を取る」とか、
何かと他人から搾取するような言い回しをします。
私なら「お金を生む」とか「契約をいただく」と
表現します。
最初は冗談や笑い話をしているだけであっても、
そういったテイカーの価値観ならば、
いずれは本当に詐欺をしてくる可能性が高い。
そのため、テイカー的な言葉が垣間見える場合、
私は厳重注意するようにしています。
以上、3つに当てはまる人物が近づいてきた時は、
詐欺師かそれに類する人物かもしれないので、
あなたも騙されないように気をつけてください。
ちなみに、私の知人や友人の中には
当然ながら本当に信頼できる投資家もいます。
そういった信頼できる投資家は、
詐欺師とはまるでちがいます。
たとえば、服はパーカーなどの質素な服が大半で、
バスや電車などの公共交通機関をよく使っており、
わりとムダづかいのない生活をしています。
また、作り笑いなどもなく謙虚な話し方で
落ち着いている人が多いですね。
本当に資産がある人は、ギラギラした演出も
他人に気に入られる必要もないので
自然体で生活しています。
相馬一進