こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
多くの個人事業主や起業家を見ていて思うのですが、
本人に情熱のない分野では
生活費プラスアルファくらいしか稼げません。
たとえば、儲かりそうだからといって
映像編集の仕事を始めたとします。
しかし、映像編集に情熱のない人は
作業が苦痛になったり面倒になったりして
ろくに稼げないままやめてしまうのです。
もちろん、
中には自己管理のテクニックなどを駆使して
頑張って作業を続ける人もいます。
ただ、それで行動できるのは生活費程度の金額である
たいていは月30~50万円くらいまでです。
なぜなら、お金だけが働く動機になっていて
仕事のプロセスにはやりがいを感じていないので
続ける気がなくなってしまうからです。
そして、本当に情熱を持っている同業者に
売上の金額もサービスの品質も抜かれていく。
結局のところ、寝ても覚めてもその分野のことを
考え続けている人には敵わないのです。
そのため、無理に自分を奮い立たせて
ビジネスをしている人を見かけると
「情熱がないなら撤退すれば?」
と、私は言いたくなります。
ただし、これには注意点があります。
それは、情熱は育つということです。
過去の記事にも書きましたが、
「何かをやっているうちに情熱がわいてきた」
という現象はよくあります。
ご参考:情熱とマインドセット
つまり、最初は興味のなかった分野でも
試してみたら好きになったり
やりがいがわいたりする場合もあるのです。
そのため、その分野に関して初心者であれば、
情熱を感じなくても食わず嫌いし過ぎずに
試しにやってみてもいいでしょう。
とはいえ、「何か月かやってみたのに、
やはり情熱がわいてこない」というケースは
明らかに自分の強みと合っていない。
その場合は情熱が育ちそうもないので、
撤退してしまうのがおすすめです。
相馬一進