こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
勉強不足のデザイナーが
「販促物の文字を減らしたほうがいい」
と言ってくることがあります。
チラシやホームページの制作を依頼したときに、
「文字より画像を増やして、見やすくしましょう」
などと提案してくるのです。
しかし、ほとんどの場合において
こうした提案は断ったほうがいい。
なぜなら、文字が多いほうが情報が増えて、
圧倒的にお客さんからの反応が上がるからです。
というのも、販促物の文字を減らすほど、
お客さんに伝えられる情報も減っていきます。
悩みへの共感、過去のお客様の声、商品コンセプト、
キャンペーン情報、問い合わせ方法などは、
いずれも言葉を使わないと伝えられません。
どんな腕利きのデザイナーであっても、
こうした情報を画像や色だけで表現できないでしょう。
そのため、文字を減らすと
スタイリッシュでかっこよくはなりますが、
情報が減るのでお客さんからの反応が落ちていきます。
「文字が多い販促物は見にくくないか?
文章を読んでくれるだろうか?」
と言う人がいますが、この点も懸念する必要はありません。
悩みを持っていて商品に興味を持つ人であれば、
しっかりと読んでくれるからです。
もちろん、販促物の文章を読まない人もいますが、
そういった人はそもそも商品に興味がないのです。
文字を減らしたところで、商品に興味を持つ人は増えません。
つまり、販促物で集客や販売につなげたいなら、
文字が多いほうがいいことになりますよね。
にもかかわらず、「美術や芸術ばかり学んで
マーケティングを勉強していないデザイナー」は
文字を減らすという“愚策”を提案するのです。
ですから、そういったデザイナーには依頼しないか、
提案を無視して文字を増やしてもらうようにしてください。
下手をすると販促物からの反応が数倍、
利益にすると10倍以上増減しかねないので、
絶対に妥協してはいけません。
相馬一進