こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
マーケティングにうとくて、
承認欲求の強い人が集客しようとすると、
「ムダな露出」をしがちです。
たとえば、整体師の方がいたとします。
整体は、お客さんと対面で会わないと
サービス提供ができないビジネスですよね。
にもかかわらず、雑誌などに載って
全国に露出しようとする人がよくいます(苦笑)。
あるいは、喜々としてテレビに出て、
全国に存在をアピールしようとする人も少なくありません。
ただ、整体に来るお客さんは、
基本的に店舗の近くに住む人だけですよね。
よほど特別なサービスをしていない限り、
遠方からわざわざ出向く人はいません。
そのため、マスメディアへの出演が、
「ムダな露出」になる事例が多いのです。
集客ではなく、権威性を出すのが目的で
メディアに出演するならいいのですが、
そこまで戦略を練られている人は少数派です。
大半の人はマーケティングに無知で、
なおかつ自分が有名人になる感覚自体に、
快感を覚えているように、私には見えます。
言わば、自分のハダカを他人に見せて喜ぶ
“露出狂”と同然の状態になっているのです。
こうした“露出狂”になる人は、
地域ビジネス以外でもときどきいます。
一例をあげると、若い人向けの商品を
全世代が見るメディアで告知する人などですね。
中高年に露出しても意味がないのに、
「ワイドショーで取り上げられた!」
などと、舞い上がってしまうのです。
このような“露出狂”になってしまうと、
ビジネスにおいて大きな問題を起こします。
なぜなら、マスメディアで露出をするには、
たくさんの手間やお金がかかるからです。
つまり、多額の広告費や人件費がかかるのに、
ごく少数しかお客さんが現れない。
結果、利益が出ずにジリ貧になっていくのです。
こうした“露出狂”にならないためには、
本質的なマーケティングの知識が必要です。
また、過度の承認欲求を薄めるための、
メンタル改善もするといいでしょう。
いずれにせよ、“露出狂”のマインドのままでは、
苦労するのが目に見えていますね。