こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
ビジネスをしていると、
「特定の組織や人物とのつながりを作りたい」
という場面があります。
たとえば、商品・サービスを広めるために
行政機関とのつながりたいとか、
法人営業をしたいというケースがあるでしょう。
あるいは、有名人や専門家と知り合って、
一緒にビジネスをしたい場合もあるかも知れません。
多くの個人事業主や起業家を見ていて思うのは、
このように組織や人物とつながるために、
“正面玄関”を使いすぎて失敗する人が多いということです。
たとえば、以前ある個人事業主の方が、
「老人ホームに営業したい」と話していました。
しかし、「老人ホームのウェブサイトの
『お問い合わせ欄』からメールを送ったんですが、
無視されてしまいました」と話していたのです。
また、他にもSNSでダイレクトメッセージを送るとか
公式ホームページの電話番号に電話をかけるなどして、
失敗が続いていたようです。
その話を聞いて私が思ったのは
「“正面玄関”を使いすぎている」ということでした。
言い換えると、「もっと裏口を探したほうがいい」
ということでもあります。
ここでいう“正面玄関”とは、
一般の問い合わせ窓口からの連絡を指します。
一方、“裏口”とは、正規の方法ではなく
関係者から紹介してもらったり、
内部向けの連絡先で問い合わせたりすることです。
いわゆる「裏口入学」と似たニュアンスでの
“裏口営業”を試みるわけですね。
(もちろん、「裏口入学」とはちがって、
合法的な方法を使います。)
私自身、専門家とのジョイントベンチャー、
テレビ出演、本の出版など多くの活動をしましたが、
“正面玄関”はほとんど使いませんでした。
なぜなら、どんな業界も実力者ほど
毎日大量の連絡を受けているので、
メールや電話をまともに対応していないからです。
ですが、コネのありそうな人から紹介してもらうなどの
“裏口”を使って連絡をすると、
つながりができる可能性が格段に上がります。
そのため、組織や人物とつながりたい場合は
「どうやったら“裏口”からつながれるか?」を
あなたも考えてみてください。
もっとも、“裏口”を使ったところで、
あまりにも実力不足だったり、
営業が下手だったりすると相手にはされません。
当然ながら、そういった基本的なスキルは
身に付ける必要があります。
相馬一進