こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
ワイドショーが災害映像などを
繰り返し報道していることがあります。
私はそういった災害映像の過剰な報道は、
控えたほうがいいと考えています。
もしかすると「災害映像の報道は、
芸能ニュースなどよりも価値があるのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、センセーショナルな災害映像は、
デメリットが多くメリットが少ないというのが私の意見です。
というのも、災害報道の社会的な意義は、
被災者を支援したり防災対策をしたりすることにあります。
「被災者がいるから寄付しよう」とか
「未来の災害に備えて対策しよう」と
周知する役割があるはずです。
ところが、ワイドショーは悲惨な映像を流すばかりで、
支援や対策の話をごく一部しかしません。
視聴率は上がるでしょうが、
見ている人の役にはあまり立っていません。
こういった悲惨な報道は、
役に立たないどころかむしろ害悪にすらなります。
なぜなら、ワイドショーを見た視聴者の体内で
身体に悪いストレスホルモンが大量に分泌されるからです。
人間の脳は自分が体験した現実と、
ニュースの映像をあまり区別できないため、
実際に災害に遭ったのと似たストレスを覚えます。
そして、テレビを消すまでの間、
何度もコルチゾールなどのストレスホルモンが
ドバドバと出るのです。
たった2分程度の映像でも身体に炎症が起きるレベルの
ストレスホルモンが分泌される場合もあります。
被災者支援にも防災対策につながらず、
人体にもメンタルにも悪い。
災害映像は役に立たないので、
テレビを消して見るのをやめたほうがいいでしょう。
あなたに必要な部分をインターネットなどから
確認してみてください。
以前、別の記事にも書きましたが、
社会が混乱したときなどは
ニュースデトックスをするのがおすすめです。
ご参考:ニュースデトックスのすすめ