こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
メンタルが不安定な人って、
「常識」ばかりを気にしますよね。
「常識的に考えて◯◯しなければ」などと考えて、
自分や他人を否定するのです。
ですが、私に言わせれば、
常識を気にしても生きづらくなるだけで、
メリットが少ししかありません。
なぜなら、常識はデータに基づく事実ではなく、
流行によって移り変わる幻想だからです。
たとえば、ほんの100年ほど前まで、
欧米には「まともな女性には性的な欲求がない」
という常識がありました。
キリスト教の影響もあって、
「女性は無欲で快楽を求めないのが常識」
と、多くの人が信じていたのです。
この当時の常識は、明らかに幻想ですよね?
なぜなら、女性の心身は狩猟採集民のときから今まで
それほど変わっていないので、現代人と同様の欲求を
100年前の人も持っていたはずだからです。
おそらく、100年前の女性たちは、
自身の性的な欲求を抑圧して生きていたのでしょう。
逆に、当時「私は性的な欲求がある」と話した女性は、
異常者のレッテルを貼られ、
治療を受けなければいけなかったそうです。
実際、そういった女性を“治療”する方法が、
100年前までの医学書には多く載っています。
もちろん、その中身は「肉を食べない」
「寝具を変える」といったバカバカしい迷信です。
あるいは、外科的な手術で欲求を下げようとした
恐ろしい記録もあります。
※グロテスクな事例はここでは書きませんので、
興味のある人はご自身で調べてみてください。
大衆はもちろん、医者までもが幻想に振り回されて、
必要のない手術までをしていたのです。
こういった話を聞くと、「昔の人はバカだなあ」と
あなたは思うかもしれません。
しかし、こうしたおかしな常識は現代にも数多くあります。
・1つの会社に長く勤務したほうが偉い
・1日●時間以上は働くのが正しい
・年下は年上の言うことを聞かねばならない
・毎日3食食べないと不健康になる
・女性は家事をすべきだ
・男性は自動車の運転ができないとダメだ
これらの例はごく一部で、
(すでに現時点でも非常識になりつつありますが)
他にもおかしな常識は膨大にあるでしょう。
おそらく100年後の人が見たら
「21世紀の人ってバカだったんじゃないの?」
という思い込みが、世の中には溢れているのです。
そして、そんな常識に振り回されて生きるのは、
非常にバカらしい。
たしかに、常識の通りに過ごしていれば、
保守的な人や老害からは褒められるかもしれません。
しかし言い換えると、常識に従うメリットは、
その程度しかない。
とくに現代は昔とちがって、
常識からはずれても快適に生活できます。
むしろ常識からはずれたほうが、
自分らしく充実した生活をおくれるのです。
ですから、あなたは世間の常識を気にせずに、
ぜひ自分らしく生きてください。
常識にとらわれ続けると、自分の本当の気持ちに
嘘をつき続ける人生になってしまいます。