こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
ビジネスをはじめたばかりの初心者が
やってしまいがちな失敗があります。
それが、ムダな値下げです。
セールスが上手くいかないときに、
「値下げすれば売れるのではないか?」と考えて
単価を下げてしまうのです。
ですが、ほとんどの商品・サービスは、
値下げしたところで別に売れません。
これは、あなたが買う側の立場になって
考えてみるとわかると思います。
たとえば、ある人物が
10万円のゴルフクラブを売っていたとして
あなたは買いたいと思いますか?
※あなたがゴルフに強い関心がある場合は
前提が変わるので、自分の使わない専門工具など、
別の商品に置き換えて想像してみてください。
おそらく、「別に買いたくない」と感じるでしょう。
では、そのゴルフクラブが5万円なら欲しいですか?
あるいは、3万円や1万円なら買いますか?
このように考えるとわかると思いますが、
欲しくないモノが値下げしていたところで、
とくに買いたくはならないのです。
人間は自分が欲しいモノなら、単価が高くても購入します。
欲しいモノが値下げでもしていた場合は、
飛びつくように買うでしょう。
しかし、欲しくないモノは無料でもいらない。
だからこそ、必要なのは値下げではなく、
お客さんが欲しいと感じるように
セールスやマーケティングを工夫することなのです。
お客さんに商品・サービスの価値が伝われば、
高い単価で販売することができます。
すると、お金が稼げるのは当然として、
売上を次への投資に回してサービスの品質を高め、
さらにお客さんを喜ばせられるのです。
逆に、ムダに値下げしても商品は売れませんし、
売れたとしても利益率が下がり、
サービスの品質が下がっていくばかりになります。
そうなるとジリ貧になるだけなので、
ムダな値下げをしないように注意してください。
今回の話は非常に初歩的な内容でしたが、
わかっていない方がいるようだったので、
あらためて書きました。