こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「お客さんに幸せになってほしい」
こういった想いがあるのは
ビジネスパーソンとして素晴らしいことです。
もし、あなたにこうした想いがあるなら、
心から敬意を評したいと私は思います。
ただ、こうしたお客さん想いの方に
ぜひ知っておいてほしいことがあります。
それは、「お客さんのためになる商品は、
往々にして売るのが難しい」という現実です。
なぜなら、本当にお客さんのためになる商品は
「予防商品」の場合があるからです。
ここで言う「予防商品」とは、
これから起きる痛みを予防する商品を指します。
たとえば、歯医者で言えば、
虫歯予防のための歯石除去のサービスです。
「歯の健康を考えると歯石除去はしたほうがいい」
というのは多くの歯科医の共通見解でしょう。
しかし、歯石除去のサービスを売るのは
マーケティングの知識がないとかなり難しい。
というのも、人間は痛みがないとなかなか行動しません。
そのため、痛みのある虫歯にならないと、
ほとんどの人は歯医者に行かないのです。
こういった傾向は歯医者に限りません。
コーチング、コンサルティング、カウンセリング、
士業、整体、健康ビジネスなど多くの分野で
似たようなことが起こります。
場合によっては、保険や金融、住宅などの業種でも
近い悩みがあるかもしれません。
「●●の予防をするサービスは、
絶対に客さんのためになるのに
なかなか買ってもらえない……」
普通以上にお客さん想いの方ほど、
こうした「予防商品」の葛藤を覚えるでしょう。
すると、売上が上がりにくい上に
「自分は社会に必要とされていないのか……」
と虚しくなってしまう人も多くいます。
こうした人は、お客さん想いのだからこそ、
本質的なマーケティングやライティングを
身に着けてほしいと思います。
マーケティングやライティングのスキルがあれば、
予防商品でも売れるようになるからです。