こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
テレビ番組や新聞には「人生相談」ってありますよね。
私が思うに「人生相談」の大半は、
単なる愚痴聞きに過ぎません。
なぜかと言うと、「人生相談」の前後で
相談者の生活が何も変わっていないからです。
「病気がつらい」とか「介護がきつい」といった
相談者の愚痴に対して、
聞き役があいづちを打っているだけ。
解決策の話は、ほとんど出てきません。
これに対して、コンサルティングであれば
「広告の出し方を変えましょう」といった
具体的な解決策を出しますよね。
あるいは、カウンセリングであっても、
「行動パターンを変えましょう」と伝えたり、
トラウマを克服する方法を試したりするでしょう。
その点、「人生相談」はただのストレス発散で
何の解決にもなっていないのです。
そのため、私は昔から「人生相談」を見る度に
「単なる愚痴聞じゃないか。意味がない。くだらない」
と思ってきました。
ただ、最近になって少しだけ
考え方が変わったことがあります。
それは、「どうしようもない不幸を抱えている人には
人生相談が必要かもしれない」
と思うようになったからです。
たとえば、不治の病で苦しんでいる人がいるとします。
その病気は、現代医学では解決できません。
だからこそ、不治の病を抱える人は
「なんでこんな目に遭わないといけないんだ!」と、
不満を吐露したいわけです。
何の解決にもならなかったとしても、
誰かに不満をぶつけない限り、
気持ちの整理ができないのでしょう。
そのため、解決困難な不幸を抱える人に対しては、
「人生相談」の意味もあると
この頃の私は考えるようになりました。
私も優しくなったものです(笑)。
とはいえ……。
言い換えると、私が意味があると思えるのは、
悩みが解決不可能な場合のみです。
つまり、大半の「人生相談」は、やはりくだらない。
だって、そうですよね?
たとえば、「今の会社は収入が低いんです」
「仕事にやりがいがありません」といった悩み。
これらに対して、私が言いたいことはシンプルです。
「人生相談なんかしてないで、転職か起業でもしろ!」
以上。
むしろ、人生相談をしてストレス発散をしてしまったら
転職や起業をするモチベーションを奪ってしまいます。
私が今のビジネスをしているのは、
こういった価値観を持っているからでもあります。
実現できる解決策をお伝えして、
本当に人生を変える人を増やしたいのです。
解決策があるにも関わらず、
ぐだぐだと行動を先延ばしにしている人の
“人生相談”に付き合う気は、相変わらずありません。