こんにちは。
相馬一進（そうまかずゆき）です。
メンタル改善に取り組む人が、
専門家へに頼る態度を間違うケースがあります。
細かく言えば色々なケースがありますが、
ざっくりと分けると、次の2種類だと言えるでしょう。
1つは、「私を治してください」
と受け身になって、自分では何もしない態度です。
この態度の人は、専門家のフィードバックを受けても
実生活では何も行動を変えません。
言うなれば、ベビーカーに乗せられて
バブーバブーと言う赤ん坊のように、
主導権を他人に預けて、依存してしまうのです。
こうした「ベビーカーに乗せられる態度」では
当然ながら、メンタルは改善できません。
2つ目は、逆に「自分自身で改善しよう」として
専門家に頼らなすぎる態度です。
この態度の人は、専門家に会っても
本音を隠して深く相談しません。
そして「自分でできるんだ」と
証明したいがために、自己流で行動するのです。
その結果、たとえば
「上司との関係を改善しようとして、ケンカになった」
といったように、状況を悪化させるのです。
こちらも比喩で表現するなら、
「無免許でバイクに乗る態度」
だと言えるでしょう。
もし、バイクで転倒すると、
脊髄損傷などの大ケガになりかねません。
それと同様に、危険な暴走をしてしまうのです。
それで、適切な専門家との頼り方は、
「ベビーカーに乗せられる態度」でも、
「無免許でバイクに乗る態度」でもありません。
私の感覚で言えば、適切な頼り方は
「自転車に補助輪を付けて走る態度」だと言えます。
つまり、転ばないように専門家が補助しつつも、
あくまで自分の足で前に進むのです。
そして、バランスの取り方が分かったら、
徐々に補助を外していきます。
具体例を出すと、「行動の仕方を一緒に検討し
実際に試して、また次の助言を受ける」
といった進め方です。
「補助輪」で安全を確保しつつ、自立を促すのです。
ぜひ、こういった「補助輪で走る態度」で、
専門化と関わってほしいと思います。
とはいえ、あなたが「補助輪で走る態度」になっても
うまくいかないケースがあります。
なぜなら、世の中には「心理学の専門家」
と名乗りながら、クライアントとの距離感を
わかっていないクソな心理職がいるからです。
そうしたクソな心理職は、
あなたをベビーカーに乗せるように依存させ、
あなたからお金を取り続けます。
あるいは、無免許でオートバイに乗るような暴挙を、
「いいですね！」などと肯定することすらある。
そうしたクソな心理職に出会うと
メンタルは改善どころか悪化していきます。
そのため、頼る専門家は慎重に選んでください。
私自身の講座では、ティーチング・アシスタント
というメンバーが、参加者に対して
フィードバックをする仕組みがあります。
そのティーチング・アシスタントたちが
クソなフィードバックをしていた際にも、
私は厳しく注意するようにしています。
それは、運営の手間がかかってでも、
参加者が人生を変えられる環境を提供したいからです。
