こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私はセミナーの参加者の持ち物を見て、
「あ、この人はビジネスで結果が出なさそうだ」
と思うことがときどきあります。
過度な一般化はしたくないのですが、
多くの参加者に会ってきているため、
おのずと共通点に気づいてしまうのです。
最近感じる、結果が出ない人の特徴の1つは、
「スマホがのブラウザ初期設定のままである」
ということです。
というのも、スマホの画面って、
自分なりにカスタマイズできますよね。
使いやすいアプリを入れたり、
配置を変えたりと、好きなように変更ができます。
にもかかわらず世の中には、
初期状態のままスマホの設定を変えない人が、
一定数存在するのです。
使いにくい初期の「電話帳」を
そのまま何年も使っている人もいて、
私からすると信じられません。
それで、こうした「初期設定のスマホを使う人」が
ビジネスで大きく成功したケースを、
私はほとんど見たことがないのです。
実際、経済学者のマイケル・ハウスマンが、
3万人を対象とした研究で、
似たような調査結果を発表しています。
それは、「Internet Explorerや Safariを使う人ほど、
仕事の業績が悪い」というデータです。
Internet Explorerや Safariを使う人は、
離職率や欠勤率が高く、顧客満足度と業績は悪く、
収入で言えば20%ほど低かったというのです。
意味、わかりますか?
つまり、初期設定のブラウザを
そのまま変えずに使っている人ほど、
仕事ができなかったということです。
※「Internet Explorer」や 「Safari」という
言葉の意味がわからない人は、
その時点で仕事ができない側の人間です。
これは少し前の研究結果なので、
今であれば「Internet Explorer」ではなく
「マイクロソフト・エッジ」かもしれません。
とにかく、初期設定のままのブラウザの利用者は、
仕事で結果が出せない傾向があると言えます。
なぜ、こうした傾向があるのだと思いますか?
私の仮説としては、スマホやパソコンを
初期設定のまま使う人は、
「自分で環境を整える姿勢がない」ということです。
・「もっと良い方法はないだろうか?」
・「他に選択肢があるのではないか?」
・「どうやったらもっと使いやすくなるだろうか?」
・「使い方を学ぶにはどうしたらいいか?」
といった視点を持って行動していれば、
スマホが初期設定のままになるはずがありません。
自ら環境を整える努力をしない人が、
結果を出せないのは、ある意味当然でしょう。
スマホの設定すら変えられない人が、
人生を変えられるわけがないのです。