こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
有名な自己啓発書『7つの習慣』の著者、
スティーブン・R・コヴィー博士は
「緊急ではないが重要なことに取り組んだ方が良い」
ということを、時間管理の要諦として伝えていました。
とは言うものの、私を含めて多くの人は
どうしても緊急なことに意識が向きがちです。
その理由はなぜでしょうか?
それは、緊急なことは自己重要感を満たしてくれるからです。
※自己重要感とは、「自分が重要な人間なんだ」という
感覚のことです。
たとえば、苦情の対応とか突発的な仕事などは
それらをなんとかやり遂げることによって
「自分はこういった緊急事態でもなんとかできる人間だ」
という自己重要感を持つことができるのです。
つまり、短期的な欲求を満たしてしまっているのです。
逆に言うと、緊急ではないけれども重要なこと
(たとえば自分の能力開発とか自己研鑽など)は
短期的な快楽にはなりません。
すると、どうしても先延ばしになってしまう訳です。
さて、緊急ではないけれども重要なことは
まるで種まきのようなものです。
今はすぐにはメリットが得られないけれども、
長いスパンで見た時には大きなリターンになります。
そのとき、私たちはどうすればいいのでしょうか?
そう答えの1つは、
「自分はついつい緊急なことに意識が向いてしまう」
というように、自分の感情をメタ認知することです。
そうすることで、悪い行動パターンから
抜け出すことができる訳です。
あなたも、緊急なことをして
自己重要感を満たしていませんか?