こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
いきなりですが、あなたは擬態(ぎたい)という言葉を
ご存知でしょうか?
国語辞典にはこのように載っています。
ぎ‐たい【擬態】 1)他のもののようすや姿に似せること。 2)動物が、攻撃や自衛などのため、体の色・形などを 周囲の物や動植物に似せること。 コノハチョウが枯れ葉に似せて目立たなくしたり、アブが有害なハチに似せて目立つ色をもったりすることなど。
なぜここで急に擬態の話をしたかというと、
広告の基本である擬態について知らない人が
意外と多いからです。
たとえば、私は以前、他社のメールマガジンに
広告を出して集客をしていたことがあります。
そうです、いわゆるメルマガ広告を使っていました。
私はその時、出稿先の他社のメールマガジンを
最低10通ぐらいは読んで
こんなことをリサーチしていました。
・平均、何文字くらいで改行されるのか?
・行間は何行あいていてるのか?
・文章のテイストは硬いのか、柔らかいのか?
・内容はどういうテーマが多いのか?
・文章は論理的なのか、感覚的なのか?
私がこういったことをつぶさに調べていた理由は、
擬態をするためです。
つまり、出稿先の他社のメールマガジンの文章だと
読者に勘違いをさせる広告文を作るためです。
すると、そのメールマガジンの読者は
広告だと気づかずに読み進めてくれて、
最終的に私の商品を買ってくれるのです。
意味、わかりますよね?
多くの人は広告をひどく嫌っていて、
広告だと気づいた時点で読むのをやめます。
ですから、メールマガジンの広告では
出稿先の人が書いた文章と区別がつかないくらい
完璧に擬態をしなければ反応がとれません。
間違っても、自分のスタイルで文章を書いてしまったら、
広告では結果が出ないのです。
これは新聞広告などでも同じで、
広告の素人って、横書きの広告を
作るときがあるんですよね。
新聞は縦書きのメディアなので、
横書きの時点で広告だとバレてしまって
反応がとれないのです。