こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私はセミナーで100人くらいの参加者の前で、
まったく緊張せずに話すことができます。
私のこのパフォーマンスを見たセミナー参加者が
こんな質問をしてくる時があります。
「私も相馬さんのように緊張せずに話したいのですが、
どうすればいいですか?」と。
しかし、私のように緊張せずに
大勢の前で話せるようになることは
オススメしません(笑)。
それは緊張しないで話してしまうと
パフォーマンスが下がるからです。
「ヤーキーズ・ドットソンの法則」という
生理心理学の概念がその論拠です。
人は、リラックスしていても過緊張でも
パフォーマンスが下がってしまうのですが、
ほどよい緊張状態のときだけパフォーマンスが上がるのです。
ですので、私のようにリラックスして話していては
よいパフォーマンスが出せないのですね。
さて、自己啓発の本などでは、
「コンフォートゾーンを出なさい!」
と書いてあることがあります。
ここでいうコンフォートゾーンとは
「快適な空間」のことですが、
この意見には一理あるのです。
なぜなら、リラックスしている状態では
よいパフォーマンスが出せないからです。
つまり、ある程度のストレス下に自分を置くことで、
仕事などのパフォーマンスを上げられるのです。
ですが、コンフォートゾーンを大幅に飛び出して、
過緊張になるとパフォーマンスが下がってしまいます。
ということで、緊張を問題視するのは止めましょう。
パフォーマンスをあげてくれるからです。
それよりも、パフォーマンスを下げてしまう、
リラックスと過緊張を問題視しましょう。