こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
昨日は、「値上げのトーク」について書きました。
今日はこの話の続きで、値上げの金額についてです。
「どれくらい値上げをするのが適切か?」ですが、
結論からいうと、3割以上の値上げをしないことが重要です。
つまり、値上げは3割未満にすることですね。
なぜなら、これは私の経験則なのですが、
お客さんは3割以上の値上げをされると、
「ええーっ、なんだか、かなり高くなってしまったー!」
と割高に感じやすいからです。
言い換えると、3割未満の値上げであれば、
そこまで高くなったとはお客さんは感じにくいのです。
たとえば、今までが1ヶ月あたり5万円という価格で
何かのサービスを提供していたとしたら、
2割値上げをして6万円にしても拒絶されにくいでしょう。
しかし、4割値上げをして7万円にすると
かなり割高感が出てしまいます。
もし、どうしても3割以上の値上げをしたい場合、
時間をかけるとよいでしょう。
1年に1回のペースで値上げをして、
2年かけて合計で3割以上の値上げをするといいでしょう。
まず1回目の値上げで、5万円から6万円にする。
次にその1年後に2回目の値上げで、6万円から7万2千円にする。
この2回を合計すると、5万円から7万2千円と
44%の値上げになります。
ですが、1回目から2回目の値上げの間に1年あるので、
新しい6万円の価格に慣れる時間があるおかげで
急激な値上げには感じにくいのです。
もしどうしても、いきなり3割以上の値上げをしたい場合、
現在の商品の販売を完全に終了してしまって、
まったく新しい商品として出すのがいいでしょう。
ご参考:賢い値上げの方法
同じ商品で一気に3割以上の値上げをすると、
割高感が理由で客離れの原因になります。