こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私はこの頃、SEOばかりやっているのですが、
最近、非常に深く、腑に落ちたことがあります。
それは、
「ネットでは、ネットでは調べられない
コンテンツが求められる」
ということです。
コンテンツというのは、
この場合はホームページの内容のこと。
例えば、起業の方法のホームページであれば、
どこにでも書いてあるような起業の方法を
まとめただけでは不十分ということです。
では、求められているのは何か?
「著者の体験談」です。
私が、どんな方法で起業でうまくいったのか、
逆に、どんな方法だと失敗したのか、
そういった情報ですね。
裏返すと、他のホームページに書いてあるような情報は、
二束三文の価値しかないということです。
これは、
「ただのライターは、ネット上では無価値である」
ということを示唆しています。
文章がうまいだけでは不十分で、
オリジナルな体験がなければ、
ネット上では良いコンテンツとして評価されないのです。
この場合、ライターは、
オリジナルな体験を持っている人への
インタビューが必要である、
ということですね。
今はまだ、インターネット上の情報を
まとめただけのページも上位に表示されていますが、
そういったものは、いずれ、容易に真似されてしまいます。
すると、最終的に真似されないのは、
著者オリジナルの体験談だけ、ということですね。
このことは、ネット上では新聞社の価値がなくなる、
ということも意味しています。
新聞よりもネットの方が情報が早いですし、
新聞にはオリジナルな体験談を書いた記事が少ないからです。
付け加えて言うと、ソーシャルメディアを見ていると、
「俺はこう思う!」というような主観的な内容を
書いた記事の方がシェアされやすいですよね。
そのため、新聞が得意とするような、
客観的な記事はシェアされにくいということです。
このことも、新聞社にとっては逆風です。
さて……
生物学者ダーウィンが『種(しゅ)の起源』で言う通り、
変化に対応できない種は絶滅するわけですが、
それはメディアとて同じです。
ネットの変化に対応できるメディアはどこなのか?
絶滅するメディアはどこなのか?
色々なメディアが、この変化にどう対応するのか、
それを観察するとしましょう。