こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私があまりセミナーを受けたくない理由の1つは、
話が下手な講師が多いからです。
下手というのは、たとえばこういった人です。
・声の抑揚や間(ま)、大小などがほとんどない。 ・話すスピードや声色の変化がほとんどない。 ・ストーリーや例え話が面白くない。 ・エビデンスがない経験談ばかり話す。 ・板書の字が汚くて/小さくて読めない。 ・パワーポイントの文字が小さく、多すぎる。 ・資料が多すぎて、読みきれない。 ・話すときの姿勢が悪い。 ・ボディーランゲージや表情の変化がほとんどない。 ・一方的に話してばかりで、参加者を巻き込まない。 ・戦略やテクニックばかりで、理念や想いがない。 ・服装に、参加者への敬意を感じない。 ・話全体の骨子がなく、話が飛びまくる。 ・滑舌が悪くて聞き取りにくい。 ・論理が飛躍していて、意味がわからない。 ・参加者の疑問を解決せず、どんどん話を進めていく。 ・自慢話が多くて鼻につく。 ・終了時間を守らず、大幅に時間をオーバーする。 ・抽象的/具体的な話がずっと続く。 ・資料やパワーポイントに図表が少ない。 ・先に全体像を話してから、各論を話していない。 ・聴衆にアイコンタクトをせず、パソコンや資料ばかり 見ている。 ・パワーポイントの文章をひたすら読み上げる。
まあ、他にもたくさん思いつきますが、
長くなるのでこのあたりでやめます(笑)。
年間に何百講演をするような一流の講師って、
これらの基本をだいたい守っています。
もちろん、あえて基本をやぶる場合もありますが、
その場合は何かしらの意図や理由があります。
もちろん私は、ここまではできていません。
私の場合は、セミナーで話すのは月に数回ですから、
一流の講師に比べたらクソみたいなレベルです。
ですが、世の中にはクソ未満の講師が本当に多くて、
途中で帰りたくなる話のほうが多いのです。
「これなら、本を読んでいたほうがずっとマシだ」
と感じるような話ですね。
本の場合、編集者がリライトや追記をしたり、
図表を作ったりするなどの編集をしていて、
そのおかげでかなり理解しやすくなっています。
私がセミナーよりも本を好む理由の1つはこれです。
ですが、セミナーって編集が入らないので、
そのほとんどが聞くに耐えないわけです。
上述した基本をほとんど守らない講師は
聴衆のことをほとんど考えていないも同然なので、
これはダメだと思った時点で席を立って帰りましょう。
もし、「なぜ、帰るんですか?」と講師に聞かれたら、
この文章をコピペして送ってあげてください(笑)。