こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
何かを学ぶとき、その前提になっている知識
(長いのでメタ知識と呼ぶことにします)を
学ぶと早く習得できます。
たとえば、英単語を覚えるときを考えてみましょう。
ここで絶対にやってはいけないことは、
いきなり英単語帳や英単語アプリを買って、
最初から順に覚え始めることです(笑)。
なぜなら、前提となっている知識がない状態で
記憶をしようとしても効率がとても悪いから。
では、どうすれば英単語を覚えるスピードを
あげられるのでしょうか?
その答えは、回り道に感じるかもしれませんが、
接頭辞や接尾辞、語源を覚えることです。
そうすることで、最終的に早く英単語を覚えられます。
たとえば、income(収入)という単語は
なぜ覚えやすいのでしょうか?
それは、この英単語の語源である、
in(中に)+come(来る)という2つが
「収入」のイメージと近いからです。
あるいは、decide(決断する)という単語も覚えやすい。
de(分ける)+cide(切る)で、
決めて断ち切るイメージだからですね。
このcideの語源がラテン語で「切る」と知っておけば、
色々な単語をカンタンに覚えられます。
genocide:geno(民族)+cide(切る)= 大量殺人
suicide:sui(自分)+cide(切る)= 自殺
homicide:homi(人)+cide(切る)= 殺人
pesticide:pesti(虫)+cide(切る)= 殺虫剤
insecticide:insecti(虫)+cide(切る)= 殺虫剤
さらに、英語が得意な人はこのあたりも
パッと思いつくのではないでしょうか?
fungicide:fungi(カビ)+cide(切る)= 防カビ剤
herbicide:herbi(ハーブ)+cide(切る)= 除草剤
concise:con(完全に)+cise(切る)=簡潔な
precise:pre(前に)+cide(切る)=正確な
decisive:de(分ける)+cide(切る)=決定的な
こういった接頭辞や接尾辞、語源を
面倒に感じたとしても最初に覚えれば、
その後一気に英単語を覚えられるようになります。
もちろん、英単語の全てをこの方法で
覚えることはできませんが、
それでも記憶スピードは上がりますよね。
同じようにマーケティングを勉強するときも、
回り道に感じるかもしれませんが、
メタ知識として顧客心理を勉強すると上達が早いです。
同様なことが、セールスや自己啓発、心理学、
ビジネスモデルなどにも言えて、
メタ知識があると結果が出るスピードが上がります。
私が、「お金の心理学」という講座で
上記のようなメタ知識を伝えているのは
これが一番の理由なのです。